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映画・テレビ

「おおかみこどもの雨と雪」娘6歳、はじめての映画館

本日幼稚園の夏休みに入ったばかり娘と映画を見に行った。タイトルは「おおかみこどもの雨と雪」。多方面から注目を浴びる細田守監督の最新作であり、一見マニアックなおたく父さんのお仕着せに見えるが、この映画を選んだのは娘自身だった。これが彼女が人生で初めて映画館で見た映画なのだ。この国では、幼児が初めて劇場に足を運ぶにあたっての選択肢は大変多いと思う。アンパンマン、ドラえもん、しんちゃん、プリキュア、ポケモン、ライダー&戦隊、ウルトラマン、海外も含めればピクサー物なども。そのどれでもなく「おおかみこども」が彼女の劇場初体験だった。正直、おたく父ちゃんとしてはちょっと自慢したかったりする(笑)。

まずは私の感想から。ネタバレやストーリーの核心に触れる事は書いてないつもりですが、事前情報は一切不要という方はご注意願います。






最初から最後まで淡々と物語が進行していく。ありていに言えばただの子育ての物語。子育てというのは、どこの家庭でも一大イベントであり、子供は特別な存在で、親は等しく犠牲を強いられる。だからひとつとして同じ物語がなく、このお話もそんなそれぞれの家庭に無数にある子育ての物語のひとつ。この映画の家庭は子供が何かの拍子でおおかみになってしまい、しかも母親しかいない。そういう普通よりは人一倍苦労の多い家庭の子育ての物語であり、それ以上でもそれ以下でもない。いや、こんな事実際にあったら”人一倍”ではすまないかもしれない。だが、送り手自身がそう思わせないような抑えた表現を徹底している。そこがとても印象的だった。

途中「『北の国から』かよ」と思ったりもしたが(笑)、あそこまで過剰に都市生活との差異を主張することもない。クライマックスにはそれなりにイベントがあるが、特に心を揺さぶられるようなこともなくエンディングを迎える。しかし、エンドロールを眺めているうち心の底から何かがこみ上げてくる。そこで涙があふれた。もしかすると、立場によって違う印象を持つ作品なのかもしれない。

娘の話だが、初めての映画館でおとなしくしていられるかが懸念だった(どっちかと言えば、活発な子なので)。知人からは、子供が飽きて途中で帰るとグズりだし、続きが見たくても泣く泣く映画館を出たという経験談を聞いてもいたのでその覚悟もしていた。2時間10分という長丁場、途中ゴソゴソとしたりはしたものの最後までおとなしく見ていた。雪と雨が成長してからは少し退屈だったようだが、自分と同じくらいの年代のシーンはニコニコして画面に食いついていた。終映後「どうだった?」と聞いてもあまり何も言わない。まあ、そんなもんだろう。でも、後で映画のセリフを反芻したりしていて、それなりに心には残っているようだ。

私が初めて劇場で見た映画はおぼろげな記憶を頼りに公開年月日を調べてみると、どうも1966/4/17「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン/大魔神」らしい。次に1966/7/31「サンダ対ガイラ/ジャングル大帝」、1967/3/19「サイボーグ009怪獣戦争/少年ジャックと魔法使い」、1967/7/22「ウルトラマン/キングコングの逆襲」と続く。(009は東映まんがまつりの第1回らしい)やはり5~6歳の頃だった。この話をTwitter でつぶやいたら何人かから反応があり、この年齢が劇場デビューの人が多かった。最初に劇場で見る映画というのは最初に自分の小遣いで買ったレコードと同じくらい重要だと思うのだ。少なくとも自分にとってはそうだった。特に6歳の頃はテレビでウルトラQやウルトラマンが始まった年でもあるし。その後の人生、ここで決まったものなあ(笑)。

今日の事は、もしかすると娘はさっさと忘れてしまうのかもしれない。でもこの映画が娘の初めての劇場体験だった事、そしてそれを彼女自身が自分で選んだ事が、父ちゃんは訳も無くとてもうれしい。いつもはライダー映画などでよその子が使うのを眺めているだけの補助椅子、何も教えていないのに娘は勝手に自分で確保していた事が新鮮だったり。間違いなく今年の夏の大切な思い出のひとつ。

デスノート

昨夜、平日にもかかわらず「デスノート(後編)」を見終わったわけですが(嫁にも大受け)。

DASHのカイトとエリーが出ていて、監督が金子修介って・・・。(わかる人だけわかってください)

日本沈没2006

この週末やっと借りれた「日本沈没」。随分前にある人から見た感想聞かせて欲しいといわれていたので感想書いてみます。ネタバレもあるので、未見の人は注意。

まあ、私は特撮オタク(以下、特オタ)であってもSF映画マニアではなく(キライじゃないけど)。で「沈没」はSF映画ではあるけど、特オタの琴線に触れる部分がほとんど無かったというのが正直な感想(それは1973年のオリジナル版にも言えるのだけど)。

絵的には熊本の阿蘇山噴火シーンがよかったくらいで、期待していた首都圏崩壊シーンも全然物足りない。あれなら「ガメラ3」の渋谷崩壊シーンのがよっぽど迫力があったなあ。でも一番シラケたのは、怜子と小野寺再会で抱き合うシーンで主題歌がかぶる演出。

ただ、この映画のために新たに書かれた結末は評価できるかな。理論的に整合がとれてるかどうかはわからないけど、私的には納得がいった。ラスト引きの日本列島のどこかから、プシューッってわだつみが噴き出してくるのを最後まで期待してしまったよ。

で、ここで旧作と比較しても、あんまり意味が無い。というか、旧作もそれほど好きという訳でもないし。けど、当時の本作に連なる一連の出来事は実に思い出深い。

小学校5・6年の頃、(確か)国語の教科書にマリアナ海溝を調査したトリエステ号の事が載っていて、それを通じてバチスカーフや日本海溝の事も知った。その直後に「沈没」ブームがおき、プレート・テクトニクス理論もテレビで解説されたりしてその頃の私の科学心をおおいにかき立ててくれたものだった。そうしたムーブメントの最後にあったのが劇場版だったのだ。そう言えばまだ当時のTV版も数話しか見ていないのだ。映像化作品としてはこれが一番評価が高いようなので、そのうち見てみよう。

ちなみにムーブメントといえば、去年はこんなコラムも書いたのでよろしければお読みください。(ほんのちょっとネタ追加)

沈没する特撮

それにしても今日の「仮面ライダー電王」意外に手の込んだお話になっていて、しかもそれを絵でわかりやすく見せてるあたりかなり感心した。1年間楽しませてくれるかな。そして今週はやっと「LOST」シーズン2が解禁になる。

公式記録映画「日本万国博」DVD-BOX

Dvd_1


表題のDVDを見終わりました。4枚組で10時間以上という収録時間で、3月発売だったわけだから足掛け三ヶ月くらいちまちまみてやっと完走。たかがDVD鑑賞とあなどるなかれ。箱ひとつ見終わるだけで、最近はかなりの達成感がある。これは劇場公開された記録映画(それでも3時間近くある)の元素材となったもので、これまでほとんど公開されないまま保存されていたもの。CSで以前放映された劇場公開版は何年か前に知人からコピーをもらい見ていて、当時以来の万博映像に感動。今回のはさらにそれを上回るボリュームでほとんどのパビリオンを網羅。前回と今回で、見ながら私は全く同じ事をした。それは幼少の頃の自分が偶然映っていないか探す事。残念ながら発見できなかったけど。

当時は小学4年生。学習雑誌やマンガ雑誌では盛んに特集が組まれ、事前情報はバッチリしこんでした。当時子供だった人が今でもパビリオンの写真を見て「何館」と簡単に言えてしまうのは、このようにメディア露出が多かったため。それまでノートに怪獣の絵ばかり書いていた私はその時だけはパビリオンの絵ばかり書いていた。最近よく言われるように「万博」というイベントを、私は特撮やアニメとほとんど同じアンテナで捉えていた。だからあの会場は現実とフィクションの狭間と言うよりは渾然一体となったものであり、パビリオンは空想上のキャラクターと同格だった。

もっともよく書いたのは、会場地図。最初はノートの見開きに。そして新しい資料が手に入ると付け加え、さらに新しい紙に書き直しまた付け加えとその繰り返し。最終的にはB紙くらいの大きさになった気がする。だからたった一日だけ連れて行ってもらえた日には、ほとんど全ての会場の情報が頭に入っていた。でも現実の広さと人の波は小学4年生にはあまりに厳しい現実だった。結局見れたのは2・3の国内パビリオンとそれよりは少し多い海外パビリオン。太陽の塔すら入れなかった。もちろんアメリカ館に並びかけて親にひっぱり出されて泣いたのはクレヨンしんちゃんの映画と同じ。同じと言えば名も知らぬ外人さんにサインをもらったのもそう。カナダのおまわりさんと一緒にとった写真まで残っている。だから今回のDVD鑑賞はあらためてパビリオンを回っている気分で見たのだった。

ところで昨年はもちろん愛知万博の年。大人になった私は35年前の万博リベンジを果たそうと意気込んで臨んだが、暑さに弱い今の嫁と75才の父親の引率のおまけがつき、結局大阪の時と同じ現実の壁にはばまれ・・・。

一筆啓上、修羅が見えた-なぜか梶芽衣子月間

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このところ毎週木曜深夜にテレビ東京で梶芽衣子主演映画が連続して放映されている。嫁さんが梶芽衣子ファンだとかで見たがるし、こちらとしても「修羅雪」は見ておきたかったので毎週録画してみている。スケジュールは以下。

2/23 修羅雪姫
3/2  修羅雪姫 怨み恋歌
3/9  野良猫ロック ワイルドジャンボ
3/16 野良猫ロック セックスハンター

最近は「キル・ビル」への引用から逆輸入的に再評価されている「修羅雪」だが、私にとってはなんといっても原作の上村一夫なのである。上村一夫と言えば「同棲時代」である。「漫画アクション」を象徴する上村一夫の絵柄は、性の目覚めはあっても具体的知識が乏しい小中学生時代の私にとっては、禁断のにおいがプンプンする大人の世界なのであった。学校の帰りに堤防の橋の下に捨てられていた漫画アクションを息を飲んで読んだ日が懐かしい。

そんな上村の「修羅雪」を具現化するとしたら、梶芽衣子はまさにそれを演じるために生まれた女優なのだろう。竹久夢二や必殺シリーズや緋牡丹お竜など日本的静謐美学の系譜、それが「修羅雪」の世界。第一作はサム・ペキンパーばりの血しぶき大噴水に失笑するも、”因果応報”というテーマの重さに戦慄する。ラストでうめきながら復活する修羅雪に梶の女優魂を見た。続く2作は原田芳雄・岸田森・山本昌平など特ヲタorカルトムービー好きにはうれしいバイプレイヤーの充実。加えて貧民窟やペストの描写などでゲテ物ムービーとしての味わいもありながら、必殺シリーズの影響からか修羅雪の殺陣の美学は前作以上に完成度が高い。世が世ならもう少しこの部分を徹底できたろうに。製作会社が東宝であるので、解釈の限界があるのかもしれない。

何年か前に茅場町のダイヤモンド・ビルという場所に仕事にかよっていた。その一階にテナントで入っていた美容院の入り口の絵が上村一夫の手によるものだった。激しく撮影したかったけど、ビル改装でいつしか無くなってしまっていた。残念。

第一作は和田アキ子が主演した事で有名となり、以降は梶が引き継いで連作となる「野良猫ロック」。梶主演作としては、代表作のように言われる「女囚さそり」シリーズや「修羅雪」よりも一番本数が多いのが本作で、実はそれら2シリーズよりも前に撮られていた。それ故か「ワイルドジャンボ」では、一般的な梶らしいイメージはこの映画ではあまり見られないし、かなり無理な芝居もさせている。だが最後まで生き延びるところとか、警察にも平気で発砲するところとかにすでに「修羅雪」や「さそり」のイメージの萌芽がある。この映画にも和田アキ子は出演しているが、ほとんど意味を為していない。ただヒット曲からはイメージできないR&Bシンガーとしての一面を垣間見る事ができるのは貴重。第一作にはアンドレ・カンドレ時代の井上陽水が歌うシーンがあったり、来週放映される「セックスハンター」にはゴールデン・ハーフが歌うシーンがあったりと昭和音楽分野でもネタは豊富。来週も楽しみ。

12/24「チキンリトル」

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お茶すら落ち着いてできないイブの渋谷に見に行ってきました。実はピクサー物は嫁さんが好きな事もあり、ほとんど見ている。もともとディズニーものは幼少の頃から馴染みがある事もあってかなり好きな方で、「ピノキオ」や「ジャングルブック」などは私の中では、東映の長編動画と同じくらいのポジションにあるマスターピース。でもアニメ大作がファミリープログラムとして復活してからは「アラジン」以降全然食指が動かない。明らかにピクサー物のが求心力は強い。

冒頭「さて、どんなオープニングにしようか」と様々なパターンを提示。「ライオンキング」風なオープニングで「ダメダメ!パクりは」と、のっけから笑かしてくれる。言うまでもなく、あの「ジャングル大帝」疑惑を確信犯的にほのめかす大胆さ。

かように今回の「チキン~」は、いつもどこかお行儀の良いディズニーにしてはかなりな毒気をはらんでいる。これドリームワークスの「シュレック」及び「~2」が、ピクサー物に中指をつきたてるがごとくキョーレツな毒気を放っていたのに対してのアンサーとも思える。やっぱり大人の目ではなくて、「悟空の大冒険」とか「花のピュンピュン丸」とかが好きだったメンタリティそのまんまに大きくなっちゃったガキ大人の目として明らかに「シュレック」の方が楽しいのだから。そういう意味で非常に今回の「チキン~」はキレがあった。有名無名ロックナンバーをフィーチャーしたり(REMまで入ってたのは驚いた)、エンディングを「ふたりのラブソング」でキャラが踊るなども、これまた「シュレック」の得意芸なんだけど、ピクサーはどうやらディズニー本部からのコントロールからかなり自由なポジションにいるようだ。

写真はロビーのチキンリトルくんと来年公開「小さき者達」のガメラくんの2ショット。特撮ファンの間で公開されている写真があまりに亀亀しているので物議をかもしだしているガメラくんだが、ここまで違和感なくディズニーキャラと同居してしまっていいのか。

しっかし、いついこーかな「セイザーX」・・・。

スカイラブ

 昨日の「アストロ球団」の予告では、次週の放映時刻変更のテロップが流れた。変更が多いため当方も半分は録画失敗しているのだけど、やっぱ苦情が多かったか。でも深夜番組にありがちといえばありがち。それでも、この措置という事は結構人気があるんだろーか。

 さて今夜からまた一本特撮が増えます。

http://www.tv-tokyo.co.jp/garo/

TV見る時間増える一方。どんどんダメ人間になっていく・・・。

最近、響鬼

 今年の日本特撮界はなんか騒動が多い。作品そのものよりも、周辺事情の方が盛り上がってる感がある。まあ全体に活況なので(現行番組そのままで秋・冬と立て続けに新番組がくるし、新作映画も目白押し)、それ故の事なのかもしれないが。

 今日は少し前ネット上を大騒ぎ(といっても一部の層だけだが)させた前プロデューサーが番組途中で降板させられてしまった日曜朝の番組について書こう。9月のはじめにそれは起こったが、正直言うとネットで書き込みを見るまでその事実には気がつかなかった(多少フォーマットが変わったのと、急に大宮スーパーアリーナが出てきたのに気がついた程度)。案外鈍感なのかも俺。ネット界では旧スタッフ派と後任スタッフ派の諍いとなっていたが、個人的にはどっちにも肩入れする気になれなかった。

 前プロデューサーの出世作となった「クウガ」が実は私はあまり好きではない。マニア評価も高く数ある特撮番組の中でも成功作と言ってよいと思うが、主人公側の人々の描き方があまりに優等生的な点など、どうにも乗れなかった。「アギト」以降の作品が実に面白かっただけに、このプロデューサーの作風は私には合わないのかなとずっと思っていた。

 ところが、4作品を経て返り咲いた今作「響鬼」が意外に好きになれた。おそらくは主演の細川茂樹氏に対して以前から好印象を持っていたせいもあると思うけど、ヒーローというより”鬼”という特殊な職業(?)に関わる人々の生活を淡々と描いていくといった作風が新鮮だった。ちょっと意外だった。

 それでまあ9月になったわけだが、しばらくはそんなにスタッフ交代による影響は感じてなかった。でも昨日の放映はさすがにちょっと首を傾げた。前任者がずっと番組を続けていたとして、登場人物達の恋愛は微妙なままで最後まで進展しなかったかもしれないが、ここへ来て一気に引っ掻き回しにきたのは作風というより体質なのかもしれない。でも、轟鬼の2つのデートシーンのあまりに幼稚なギャグ。見ていてはずかしくなった。これでは40年前の少年マンガ誌のセンスだ。

 今のスタッフの作風が嫌いかというとそうではなくて、むしろ「アギト」「龍鬼」「ファイズ」とずいぶん感情移入しながら見てきた。現プロデューサーの思想的な部分にも大いに共感できる。だけど昨日の”響鬼”を見てしまった今は、少しだけ前プロデューサーの作風が懐かしくなった。

 まだ4分の1以上残っているし、最終回までこぎつけて初めて作品の評価は決まると思うので現時点で結論を出すのは早計であろう。その事を踏まえた上でも、今の響鬼は”恵まれた作品”とは思えない。”不幸な作品”と言ってもいいかもしれない。では、糾弾されるべきは誰か?それはやっぱり前任者であると思うのだ。

 新しいライダー像・ヒーロー像を提示し特撮ドラマの可能性を広げたという功績を残しながら、それをきちんと着地させる事ができなかった事。それは当初の成功にあぐらをかいてしまったからかもしれないし、以降は何をやっても許されると思ったからかもしれない。そしてひいてはそれが原因で後任スタッフにも多くのファンにも心の傷を残してしまった。いずれにしろ被害者とは思えない。一度この人は自分で借金をして、映画を一本完成させてみるといいかもしれない。

 もうひとつうんざりするのは、一方に批判的な意見を書くとすぐさま「信者」と「アンチ」に色分けしてしまう人々。信者でもアンチでもなく、見たままに「よかった」「悪かった」と思うファンも相当数いると思うのだ。数年前のゴジラファン・ガメラファンの諍いの時も思ったけど、どっちか派にならなきゃいけないなんてあるものか。

上戸彩のライブでもオロC配ってたそうな(「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」ネタばれあり)

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 残暑厳しき本日、「仮面ライダー響鬼」劇場版に早速行って参りました。

 平成テレビシリーズの劇場版はこれで5作目となるが、ビデオ撮影のTV版の面々がフィルムで見られるという点で劇場版を作る意義は大きいと思う。その内容も当初はかなりアダルトな層を意識したものだったけど、今は随分お祭り色の強いものになってきた。それはまあ本来の姿でもあるわけだけど、ここ数年内容が盛りだくさん過ぎてちょっと食傷気味。

 危惧された「ご当地ライダー」は実は一番の見所だったと思う。個性的な面々が反目したり情を通わせたりしながら共闘する点は、「七人の侍」というより「必殺シリーズ」に近い気がする。これは成功だったと思う。反面、OPテーマ「輝」が一度も流れなかったり(TV版では戦闘シーンで何度も使われて、結構気持ちのよいマッチングを見せていたのに)、ラストのオロチとの決着を現代に持っていってしまって響鬼の単独バトルにしてしまったりと、わざわざカタルシスをそいでしまうような演出が残念だった。ひさしぶりの東映”特撮”時代劇なのに。

 また同時上映のマジレンジャーは、昨年に引き続き出来がよかった。時間が短い分だけ集中力が違うのか、このままでいくといずれライダーと戦隊は時間配分が逆転してしまうかもしれない。

 写真は劇場出口でオロCを配る響鬼さん。親も子もみんな「響鬼さん」と呼んでしまうのは人徳(?)だろうか。

キング・オブ・イカムービー(石井輝男監督物故)

 他の方のブログで知ったのだが、あの石井輝男監督が逝去されていたらしい。

http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-050812-0012.html

 思えば10年前「宇宙船」誌上でとある作品のビデオ化の記事を見かけ、それが一向にレンタル屋で見かけないのでパソコン通信のフォーラムでたずねたところ発売中止になったと知る。その作品が「江戸川乱歩劇場 恐怖奇形人間」。俄然見たくなり今は無き池袋の文芸座でちょうど「江戸川乱歩特集」がかかったため、すぐさまオールナイト上映に行った。「屋根裏の散歩者(日活)」「奇形人間」「盲獣」「陰獣」の4本立てで、そのあまりの濃厚さに3本目でリタイアしたのもいい思い出。時を同じくして映画秘宝「悪趣味邦画劇場」が出版され、石井輝男氏を筆頭とする日本のバッド・テイスト・ムービーの世界を知る事となる。当時パソコン通信のフォーラム上で「イカ・ムービー(「イカくさい映画」という表現から)と命名し、多いに盛り上がったものだった。

 その頃から世間的にも石井監督作品再評価の機運が高まり、新作を定期的に届けてくれるようになった。つい先日DVD化された「盲獣vs一寸法師」が遺作となってしまったか。

 石井監督作品に出会い自分の中の何かが確実に変わった。「清濁併せ呑む」事の何たるかを教えてくれたのだと思う。ご冥福をお祈りいたします。