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December 2009

コンビニ本2009

ほんとは夏くらいに書こうとしていたネタだが、あっと言う間に年末。なので本年度興味を引いたコンビニ本という事で。実際、書くのに随分かかってしまった。

■懐かしのトレンディドラマ大全

懐かしのトレンディドラマ大全―80~90’s創世期から黄金期、転換期まで
10月発売。読み捨てが前提のコンビニ本の中でもこれは永久保存版と言ってもいい(最近はそんな本が増えてきた)。これまで体系だてて整理された事のなかった所謂「トレンディ・ドラマ」を集大成したもの。キャストやテーマソングなどのデータも充実していて、実に使えます。放映時期を以下の4期に分けている。

'83~87 創世期
'88~89 黄金期
'90~91 新たなる発展期
'92~98 成熟と転換期

このうち、88~91年の4年間が実にページの3分の2を締めていて、またその後7年間は9本くらいしかない点からもこのジャンルはバブルと密接に関係があったと言える。私が好んでみた野島伸司脚本の「世紀末の詩」とか「高校教師」は載ってなくて、そういう点からも変な拡大解釈をしない「トレンディドラマ」が選ばれていると言える。それでこの分量(55作品)。第二次特撮ブームの頃の変身番組より多いぞ、これ。

創成期に並んでいるのは「金妻」や「男女7人夏物語」などで、それぞれに独特な世界観を持ちつつ後に認識される「トレンディ」な要素を取り入れているものと言える。で黄金期で最初に来るのが「君の瞳をタイホする!」。なるほどなあ。時代を創る作品には、その後起きてくる全ての要素がすでに入っていると言うが(たとえばロボットアニメにおける「マジンガーZ」とか)まさにこれもそう。渋谷、プール・バー、DCブランド、久保田利伸、浅野ゆう子 etc。

私は84年に上京した訳だが、20代そのものであった80年代という時代、そしてその頃の東京という土地は私にとってはあまり生きやすい時代と場所ではなかった。何より「軽薄短小」と言われた風潮が馴染めず、自分の持つ資質を活かす場所がどこにもないように思えた。なので「トレンディドラマ」で描かれている世界が、ホントにその当時の一般の若者の姿と思い込んでそのギャップに苦しみもした(今だったらそれは、絵空事だったとは言わないまでも、大半の若者の生態ではなかったと理解できる)。

ページを繰っているとそんな自分語りをしたくなってくるような、懐かしさが込み上げてくる。

ところでこの中で通してみた事がある作品は1作のみ。中森明菜と安田成美主演の「素顔のままで」。明菜の演技に興味があり、その演じたキャラが感情移入できるものだったので最後まで見てしまった。言い換えるとそのくらい自分の中では”どうでもいい”ジャンルだったのに、これほどまでに懐かしさを掻き立てるというのは一体何なんだろう。自分が馴染んできたジャンル(音楽とかおたくカルチャーとか)じゃないものに触れてみて、初めて見えてくるその頃の自分というものもあるのだろうか。

■まんがあなたの知らない特撮ヒーロー秘密ファイル

20091220
10月発売。特撮ファンであれば誰でも耳にした事のある暗い噂話をマンガ化したもの。ネット上では「事実の歪曲やこじつけがほとんで、読んでて不愉快」という意見が多かった。それは確かにそうなのだが、なんだか楽しく読めてしまった。まあ、特撮の楽しみはこういうゴシップネタだけじゃないから。こんなのほんの一部のネタなので。それだけで「特撮」の全てをわかった気になる事が良くないのは言うまでもないが、興味本位でそういう事知識だけで終わってしまう人が多い事が問題で、それがこの手の本の嫌われる理由であろう。ウルトラマンの成立過程で生まれたWOOからレッドマンまでを迫力のある絵で再現した「世に出せなかったウルトラ特撮ヒーロー」は結構見物だと思うけど。

ところで科特隊の前身が昭和29年に出現したゴジラを機に設立された、「怪獣ゴジラ対策本部」に関連して生まれたという設定って本当なの?

■Zマジンガー

Zマジンガー 1 (キングシリーズ 漫画スーパーワイド) Zマジンガー 2 (キングシリーズ 漫画スーパーワイド) Zマジンガー 3 (キングシリーズ 漫画スーパーワイド)
9月で終わってしまった「真マジンガー 衝撃!Z編」は、クドイ部分もあったが毎週楽しみにしてみていた。この中でマジンガーZのモデルとなったミケーネの神・Z神が出てくるのだが、このZ神が登場している原作マンガが「Zマジンガー」。出ていたのは9月頃。平成の世になって生まれたマジンガー・リメイク・バリエーションのひとつ。

マジンガーZのリメイクと言えばまず思い出すのが「マジンサーガ」。ヤングジャンプに連載していたが、バブル期のヤンジャンに似つかわしくなかったせいかのちにベアーズジャンプに移行し、さらに未完のまま連載打ち切りとなってしまった。生誕の地とは言えオタご用達のロボット・マンガの居場所は、ジャンプ・ワールドには無かったという事か。

それでその後時を経て今度は講談社系列で「Zマジンガー」が始まった訳である。これは一応の完結を見るまで連載が続いた。後にテレビ・ヒーロー系のマンガを多く抱える「マガジンZ」を創刊するくらいなので、講談社は水が合ったという事か。そりゃそうだ。元祖Zは「テレビマガジン」の柱でもあったし、今でもジャンプ・オリジナル連載版が講談社文庫から出ていたりする。で当時はさすがの私でも時代にそぐわない気がしてノーマークであったため、今回コンビニコミックとなって初めて読んでみた。

登場人物などは本家の焼き直しであるが、敵はドクターヘルやあしゅら男爵は出てくるもののその真の敵はオリンポスの機械神。その意味で、機械獣を設定を変えて再登場させたマジンサーガに比べれば、かなり新しい要素が盛り込まれた作品であった。ただしサンライズ系リアル・ロボットアニメが全盛だった80年代においては、やはりセンスの古臭さは否めない。

版元の小池書院は石川賢「勝海舟」を出したり、あのグラハム・ハンコックの「神々の指紋」のマンガ化作品を出していてこれの作画が村野守美であったりと妙に私の心をくすぐる出版社なので油断できない。ブックオフでも真っ先にコーナーをのぞく出版社である。今も「ゴッドマジンガー」をリリース中。

それにしても「真マジンガー 必殺!グレート編(仮)」は製作されるのだろうか。

■有名人の墓巡礼

完全ガイド有名人の墓巡礼 (扶桑社ムック SPA!ドキュメント)

7月発行。まず「SPA!」のロゴが入っているという点で目を引く。週刊サンケイが転生した「SPA!」は創刊当初から随分肌の合う雑誌で、対象年齢(多分30代前半くらい)を大幅に越えた現在も、しばらく買っていたくらいだ。なので「墓を巡礼する」という新しい価値観を提示するのは、まさに「SPA!」らしいと思える。

ところで、この中で私が行った事がある墓といえば将門の首塚くらい。っていうか、別に墓マニアでも何でもなく、前述の価値観がどんな楽しみを提供してくれるか興味があったので買ってみた。お墓を観光スポット扱いする事に「不謹慎」と言う向きもあろう。以前、知人の住職が「昔は墓参りはまさに”遊山”で、皆でお弁当を持ってワイワイときたものだった。」と言っていたことを思い出す。その言葉をそのまま本にしてしまったような一冊と言える。

埋葬されている人物のかいつまんだプロフィールや臨終の際のエピソード、肉親や遺族の対応などの周辺の話題がかなり読み出がある。例えばジョン・レノンがどこに埋葬されているのか一般に知られていないなど、初めて知る事実も満載。

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