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November 2009

尾山ノルマ結婚報告&披露パーティー

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昨日は劇伴バンドG-session の練習が終わった後、メンバー全員で船堀へ。この日はバンドメンバー尾山さんの結婚披露パーティがあり、G-session はそこでミニライブをする事になっていたのだ。初めての出張ライブ(とは言っても呼んだのは身内だが)、しかもライブハウスでない場所で。事前準備は大変だったが、なんとか形になったかな。

パーティ開始が18時30分。我々の出演が20時15分。2時間もあったので演奏時間になった時はかなりデキあがったでしまっていたようだ。バッキングの決まっている曲はなんとかなったと思うが、ソロ中心の曲はメロメロ。「西川さん、仕事してないな~」と後から言われてしまった(^^;;;;)。

<Set List>
ゴジラのお嫁さん
現場検証のテーマ(太陽にほえろ)
愛のテーマ(太陽にほえろ)
Lupin Walkin' (ルパン三世)
Taking Off(銀河鉄道999 )

他にあの自主制作特撮ヒーロー・ラインのチームもアトラクをやりに来ていた。過去にラインのための音楽を作った訳だが、この日も流れていたな。ラインはパワーアップしたそうで、ライン・アスロックというそうだ。

その他ネットによる生配信あり、物販あり、しちりきや歌の演奏ありと何のイベントだかわからなくなるようなパーティだった。二次会も含めて、まあ楽しい一日でした。

尾山さん、おめでとうございます。末永くお幸せに。&これからもよろしく。

だいじょうぶマイ・フレンド~追悼 加藤和彦

もう一カ月以上過ぎてしまったが、先般亡くなられた加藤和彦氏の事を。
その訃報はバンドの練習中に聞いた。そんなに思い入れの深い人ではなくキヨシローの時ほどの深い喪失感はなかったものの、やはり長い年月の間にたくさんの音楽の贈り物をくれた人に1人である事は間違いない。

後にその死因を聞いて少し驚いた。そしてさらにその後、遺書の内容を聞いてちょっと愕然とした。その内容は「自分の思うようなものができないと悩んでいた。若い時には当たり前のようにできたことができなくなり、そのジレンマが卓越した創造性を侵していき精神的に追いつめられていった」というものだった。

これは今余りに多すぎる中高年の鬱に起因する自殺に他ならないのではないか。この国はここ数年毎年3万人の自殺者が発生しているという。その大半が中高年に集中しているという。

氏もまた、ミューズの神に愛された1人だったに違いない。長い間音楽にこだわってきた身としては、うらやましくてしかたのない才能だ。きっと幸せな音楽人生だったに違いない。そんな人の人生がこんな終わりというのは、一体どうした事だろうか。それがとても心に引っかかった。

だから、ブログに書く事にした。こんな世の中じゃいかんと心底思うのだ。

オレは訃報が入るとCDやDVD を買いにいったりするが、今回はフォーク・クルセダーズでもなく、サディスティック・ミカバンドでもなく、ましてや「マクロス」でも「だいじょうぶマイフレンド」でもなく、一番初めに思いついたのは79年から81年にかけて発表されたヨーロッパ三部作と言われる3枚だった。

どうせなら紙ジャケをと思い訃報の翌日にタワレコほかを回ってみたが、どこにも見当たらない。amazonでも5桁のプレミアだったりする。調べてみてその理由がわかった。リリースがオーマガトキ・レーベル。それって新星堂のオリジナル・レーベルじゃん。売ってないわけだ。

で、やっとの事で手に入れた3枚の私的レヴューを。

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この3部作は加藤夫妻にその頃交流があったYMO一派と共に、音楽的な要所を渡り歩いて1枚ずつアルバムを制作していったものである。本人いわく「高級合宿のような雰囲気で録音された」ものであったらしい。

パパ・ヘミングウェイ(紙ジャケット仕様)

「パパ・ヘミングウェイ」はその第一弾でバハマで録音された。バハマって全然地理感がわかないのだなあ。よって、音楽のイメージも全然わかない。あ、バハ・メンか。そのぐらいの認識。なので、音もそんな「リゾート」な感覚のアルバムである。1979年のアルバムだが、そんな時代だったら「トロピカル」で一掃されてしまいそうである。
どうでもいい話だが、旅行なんか海外どころか国内でもどこにもいけなかった大学の頃、大瀧詠一の「カナリア諸島にて」(「ロング・バケーション」収録)という曲を聞いて、”リゾートってこんなとこだろなあ。よし、オレの新婚旅行はカナリア諸島しよう。”というバカな妄想を抱いておりました。ちなみに私が一番好きなヘミングウェイは「老人と海」。少年マガジンに連載されていた「紅のチャレンジャー」というマンガは、ヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」の引用からはじまる。

うたかたのオペラ(紙ジャケット仕様)

「うたかたのオペラ」1980年の作で、ベルリンの録音。ベルリンと言えばデヴィッド・ボウイの「Low」と「Heroes」だ(さらに言うならイギー・ポップの「The Idiot」だ)。ベルリンでブライアン・イーノでボウイという三題話のようなパブリックイメージは、この2枚で否応なく俺の中で植えつけられた。今でもこの2枚のアルバムのおかげで、私の中でのベルリンはいつまでたってもあんな陰鬱なイメージ。そういう個人的な”ベルリンらしさ”が出てるかどうかは別として、3作の中では一番アルバムとしての完成度が高いと思う。当時でもFMや雑誌などでも評価が高かった記憶がある。

ベル・エキセントリック(紙ジャケット仕様)

「ベル・エキセントリック」1981年の作で、パリの録音。アルバムの完成度は前作にゆずるがなんと言っても「浮気なジジ」が最高にカッコイイ。この3部作が心に残っているのは一重にこの1曲の存在ゆえ。歌詞にアルバムタイトルが出てくるところからみても、アルバムの中の主軸であるのは間違いない。ただしフランスっぽいかというとそうでもないて、きわめてロックなナンバーである。
ジャケットデザインは金子國義。といえば私にとっては富士見ロマン文庫だ。これは日本で初めてのポルノグラフィー文庫。大学の頃、かなり買って読んだのだが本来の目的(笑)とかけ離れたところで、そのハイセンスな装丁が印象に残った。それは金子國義がよせたイラストのせいに他ならない。

そうそう、エリック・サティの「Je te veux」が入っていたのは知らなかった。これはシャンソン(つまり20世紀始めの流行歌)として書かれた1曲だが、今ではピアノ曲として演奏される機会が多い。弾いてるのも坂本龍一で、ほとんど楽譜通りの演奏なのでカバーとは言い難い存在。今となってはクラシック楽曲の中でも有名な方に入るこの曲も、当時はまだ知る人ぞ知る名曲だった。いやサティ自体坂本龍一が高橋悠治とのコラボなどを通じて日本に知らしめていたようなもんだった。なので、これはかなり雰囲気目的な収録に感じてしまう。ちなみに私もサティの存在は坂本龍一経由で知ったかもしれない。

この3部作は一環して坂本・細野・高橋の3人に加え矢野顕子や大村憲司というYMO一派が演奏を担っている。演奏の安定感は言うまでもないが、特に坂本龍一のスキルの高さが際立っている(様に思える)。この人、この時期のキーボーディストとしては一番の売れっ子だった。日本の音楽シーンでこれから本格的にロックバンドが成立してくるこの時代に、根っこにブルースやR&Bが全然ないこの人が重宝がられてしまったのは大変興味深い。実際、日本で一番”ニューウェイヴ”らしかったのは坂本龍一だった。それは裏返すと、ロックが一番置き去りにされていた時代だったという事かもしれない。
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一番最近に聞いた氏の作品は「おかあさんといっしょ」のために作られた「ありがとう おかあさん」。「愛・おぼえていますか」の頃の感動的なメロディ展開は健在。

どうか天国でもう一度幸せな音楽ライフを取り戻されん事を。合掌。

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