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April 2008

父、逝去の事

去る4月10日、肺がんを患っていた父が逝去いたしました。享年79歳でした。

先の日記で名古屋に滞在した事を書きましたが、その目的は入院中の父の介護のためでした。病が発覚したのが昨年7月。以降入退院を繰り返しその間月に何度か名古屋に帰省するだけでした。ですがこの3月仕事の方が一旦区切りを迎えた事を機に、最期をみとるつもりで名古屋に滞在する事といたしました。ちなみに昨年7月頃は子育ての方もピークを迎えており、二つが重なってしまったため、さすがにバンド活動など仕事以外の事は休止せざるを得なくなってしまったのでした。

父は戦後の高度経済成長を支えた世代であり、その世代に多い典型的な仕事一辺倒の人間でありました。したがって趣味と言えるものはほとんどなく、子供心にそれは物足りない思いがしておりました。定期的な学校の長期休暇には必ず家族旅行を計画して日本各地を連れ回ってくれました。その計画の際いつも座右にあるのは、国鉄(現在のJR)の時刻表でした。父は鉄道を使った旅がとにかく大好きで、ダイヤ改正のたびに時刻表は必ず買い求めておりました。また実際に旅行の計画がない時でも、行程をシミュレーションしたりしている時は実に楽しそうでした。また、新型車両がデビューした際にはわざわざ乗りに行ったりという点もあったり、実は「元祖”鉄っちゃん”」だったのだと今さらながら気づきました。もちろん棺には最新の時刻表を買って入れておきました。

生涯運送会社に勤め、かなりな要職まで昇りつめたのですが、実は運転免許を持っていませんでした。英語の読み書きができない事とともに「2大コンプレックス」のひとつであったのですが、そのくせ名古屋の道は事細かに知っているというある意味”あり得ない”特技を持っていました。「運転手について車に乗っているうちに覚えた」と言っていましたが、そうした職務上の必要だけでは到底到達し得ないレベル。先の時刻表マニアであった点も合わせると、おそらく場所から場所に移動する際の行程に興味があり、その点に才能を発揮していたのだと思います。

そんな一見「無趣味」に見えた父も、退職後はゴルフに目覚め、またもともと好きだった演歌の公演に出かけたり、もちろん旅行もどんどん行くなど、一気に「遊び」に目覚めていく様は驚きでした。私は9年前に母を亡くしているのですが、以降は父はワンルームマンションに移り一人暮らしを満喫、更に自由度に拍車がかかった様子でした。ただ旅行に関しては常に母が同行していただけに、同年代の夫婦を見かけると寂しさが増すせいか出かける事は少なくなりました。したがって私が母の代わりに年に1度くらい同行していましたが、それも結婚してからはむずかしくなってしまいました。

私は二十歳で家を出て以来今日までずっと親とは別に生活してきましたが、長男であるにも関わらずどこか故郷に両親を残してきている事に対するうしろめたさは、ずっとぬぐい切れないままでいました。今回の名古屋滞在はその意味でも、自分なりに長年の悩みを払拭するという点で有意義な事であったと思います。言うまでもなく、父の人生の最期の時間をじっくりと共有できた事は、何ものにも代えがたい貴重な時間でした。

葬儀はすでに終えていて、現在は家族ともども東京に戻る準備をしております。葬儀の日は前日が友引であったため、火葬場は大変な混雑(友引に火葬は避けるため)。現地到着後葬儀社の人が手続きにいったまま、30分近く霊柩車の助手席に残されてしまいました。手持無沙汰にまかせ、後ろに乗っている亡父のために大好きだった都はるみや五木ひろしの歌を歌って時間をつぶしたりと、過密な中にもどこかのんびりした一時もありました。

20080413_120080413_220080413_3

上記の写真は、これまで滞在した尾頭橋の様子。ここは昔から名古屋で唯一の場外馬券売場(現在のJRA)がある場所で、町中に競馬色が強いです。私も高校から(オイ)大学にかけては重賞のみですが、父と一緒に予想して馬券を買いに来たりしていました。そんな思い出深い土地でもあります。

今後は事後処理のためしばらくは東京と名古屋を行ったり来たりする事になります。しばらくは喪に服する意味でブログの更新は行わない事とします。

尾頭橋

20080406

訳あって、4月2日よりしばらく名古屋に滞在する事になりました。家族(女房と子供)と一緒に尾頭橋というところのマンスリー・マンションに居ついています。といっても東京の住まいを引き払った訳ではなく、ブログ上では詳細は控えますが事が済めば東京に戻ります。

写真は八事(霊園で有名な場所)にあった自動販売機。昔は東京でも売っていた(見かけないだけかもしれないけど)スィートキッスやらライフガードやら本家チェリオやらが普通に置いてあった。中学時代、部活の帰りに飲むのはチェリオと決まっていた。

名古屋のコンビニでは、普通に冷やしきしめんとかが買える。
スーパーでも、普通にどて煮が食える。

ビバ、名古屋食文化。

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