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愛憎逆巻く80's(最近買ったCDの話)

■マリー・アントワネット(オリジナル・サウンド・トラック)

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 映画監督の中にはこちらの音楽のアンテナと妙に符号してしまう人がいる。映画の方がイマイチでも、その選曲センスで気になってしまう人たち。例えばヴィム・ベンダースやマーチン・スコセッシなどがそう。

 「マリー・アントワネット」を監督したソフィア・コッポラもしかり。そのデヴュー作「ヴァージン・スーサイド」でのトッド・ラングレンの「ハロー・イッツ・ミー」の使い方にカックンと来て、私にとっては動向の気になる作家の一人となった。(もっとも映画そのものは鬱な内容なので、見る時はお気をつけあれ)今作はその3作目。そういや「ロスト・イン・トランスレーション」まだ見てないや。

 だいたいわれわれのマリー・アントワネット像というのは「ベルサイユのばら」のそれである。さもなきゃ「ラ・セーヌの星」だ。ググってもほとんどこの2つしか出てこない。それほどこの2作品はパブリック・イメージ構築に貢献しているわけでそれはそれですごい事だし、われわれの文化的素養ってことごとくマンガやアニメから得ている事実に少しあきれたりもする。

 それはそれとして今回のサントラには驚いた。そんな仮にも歴史超大作にニュー・オーダーやらバウワウワウやらスージー&バンシーズやらアダム&ジ・アンツをはめるセンス。この辺の連中は80年代前半にイギリスで活躍したバンドで、ニューウェイヴと言うよりさらに時代が進んだポスト・パンク勢と言うべき人たち(後にオルタナティヴと呼ばれる流れにつながる)。

 で、なんと言っても目を剥くのはアダム&ジ・アンツ「Kings of the Wild Frontier」で聞かれるズンドコ・ドラムである。これは当時でもあんまりカッコイイとは思えなかった(ジャングル・ビートの一種らしいが、われわれ日本人にはどうしても阿波踊りにしか聴こえない)。当時まだ音が日本に来ていない時「画期的サウンド」との触れ込みだったので、期待してLP買ってガックリしたっけなあ(多分今でも家にある)。しかし、このビートは案外影響力があったらしく沢田研二もいち早く「晴れのちBLUE BOY」で取り入れていた。こんな期間限定サウンドを21世紀になって再び聴かされるとは思わなかった。

バウワウワウはアダム&ジ・アンツ同様セックス・ピストルズを世に出したマルコム・マクラレンのプロデュースで鳴り物入りでデヴューしたバンド。ボーカルの女の子がスキンヘッドで確かこの頃まだ10代じゃなかったかな。トリオ編成でやはりビートはズンドコ。この機に乗じてベストアルバムまで出てたみたいだが、危うく買ってしまいそうになった。こんなもん、21世紀になって(以下同文)

それにしてもジャケ写のようなヴィジュアルを見てると、どうしても実写版「ベルばら」を思い出してしまう。シングルは今のところ2枚確認(誰も聞いてない)。

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■ラブソングができるまで(オリジナル・サウンド・トラック)

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これまたサントラ。J-WAVEでしょっちゅうかかってた「WAY BACK INTO LOVE」(本来俳優で有名なヒュー・グラントの歌声が聴ける)がよくてサントラ買ってしまったけど、よくあるヒット曲コンピレーションとなめてかかったら大間違い。

 80年代に一斉を風靡したシンガーだかプロデューサーだかが、現代になって新人女性アーティストを育てるというお話で、収録されているナンバーは当時飛ばしたヒットソングという設定のオリジナル。これがよくできた80'sポップスの贋作で、この時代の音楽に思い入れが深い人にはモトネタを探しながら聴くと楽しめる1枚。似せ具合が実に巧妙で、その意味でクオリティはかなり高い。

 80年代というのはビデオクリップの影響もあって、日本でもかなり洋楽が売れた時代。そのせいかその時代の音楽にはやたら詳しいけど、前後の脈絡には全く興味ない人も結構いる。早い話、デヴィッド・ボウイは「レッツ・ダンス」の人で、アラン・パーソンズは「ドント・アンサー・ミー」の人で、ピーター・ガブリエルは「スレッジ・ハンマー」の人という認識しかしていない人たち。アルバムの時代ではなくシングルの時代でチャートの上位に上がらなければ記憶されなかった訳で、その認識も仕方がないのかもしれない。でも頼むから前述の様な人たちを「一発屋」とかで片付けないでほしい。

 嫁は海外の役者に詳しいが、彼女いわくヒュー・グラントが歌うというのはかなり意外らしい。しかしドリュー・バリモアってどうしてこう重宝されるのか、さっぱりわからない。嫁もチャーリーズ・エンジェルに選ばれた理由がわからんと言っていた。アメリカの杉田かおるだ。

■イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング/マルーン5

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 「Live8」のDVDを見ていたら、嫁がビビッと反応したのがマルーン5の「This Love」。それで1stアルバム「ソングズ・アバウト・ジェーン」を買ってきて聴いてみた。いや、実に出来がいい。これは確実に2000年代の名盤に数えられる1枚。日本ではCMで使われた「サンディ・モーニング」も有名で、早くもスタンダード・ナンバーになったようだ(みんながカバーしたがる)。

 その待望久しい2ndがこの5月やっとリリース。実は一回リリースされかけたけど直前に延期。前作が売れすぎるとアーティストには相当なプレッシャーがかかるので、その理由はわからない事もない。そんな2ndのジンクスをマルーン5は打ち破ったのだろうか?実はまだわからない。嫁が独占してるし、しかもゆっくり聴く暇もないし。

すでに1stカット「Make Me Wonder」はヘビー・ローテーション中で、どっかで聴いたようなサウンド・テイストもわるくない。つか、一聴して「ああ、モータウン好きねえ」「R&B好きねえ」「ブラコン(死語)好きねえ」というのはわかるが、極端にルーツ帰りしてもいなくてロックっぽいテイストも感じられる。その点ホール&オーツとかシンプリー・レッドを彷彿とさせる。

 そう言えば「Live8」にはスティーヴィー・ワンダーも出ていて、レッチリがカバーした「ハイヤー・グラウンド」でマルーンのボーカル、アダムがゲスト参加していた。かつては日本で恋人たちのためのクリスマス・コンサートなぞをやっていたスティーヴィーさんも、最近は荒々しいステージングをこなす様である。実に頼もしい。「心の愛」と「パートタイム・ラヴァー」だけの人じゃないんだぞ。

そうなのだ。90年頃にスティーヴィーはカップルのためのクリスマス・コンサートという、まるで”わたせせいぞう”のイラストが似合いそうな超大甘なライブを日本で行った。会場がどんな雰囲気になるか予測はついてたが、どうしても見たかったのでチケットぴあに電話した。以下その時のチケぴ嬢との会話再現。

私「ドームのスティーヴィー・ワンダーのクリスマスコンサートをS席で。」
嬢「はい、スティーヴィー・ワンダーのクリスマスコンサートですね。S席を2枚ですか?」
私「え?あの~・・・」
嬢「4枚ですか?」
私「あの~、1枚じゃ買えないんでしょうか?」
嬢「いえ、買えますけど。」

偶数枚前提なんかい、って。

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