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2007年 鬼太郎イヤーズ

今年は間違いなく「鬼太郎イヤー」。過去4度アニメ化されていてそれぞれ60~90年代版と呼ばれている。以下当時を振り返ってみる。

■60年代版(第1部)
 少年マガジンで連載がはじまりそれが人気を呼んでモノクロでアニメ化。私にとっても初めての鬼太郎体験。よくこの時期を引き合いに出して「怪獣ブームのあとは妖怪ブーム」と言われるが、当時からそれはこじつけ臭いなあと思っていた。とはいいつつ、「ぼくら」や「少年マガジン」誌上をウルトラセブンと共に飾っていたせいか、怪獣ブームとは不可分には考えられないという面もある。

■70年代版(第2部)
 と便宜上区別されるが、前作とは3年しか違っていなくしかも世界観も継続しているため60年版とセットで捉えた方がよい。よく言われるように原作が払底してしまったため、非鬼太郎作品を元としたオリジナルエピソードが半数なのだが、これが功を奏し実に痛烈でメッセージ性の強いエピソードが揃った。
ムーブメント的には鬼太郎ブームというより、懐かしヒーローブームの時期で同時期に多くのリメイクor続編アニメが登場した。

■80年代版(第3部)
 宇宙船や朝日ソノラマを中心に鬼太郎ブームが巻き起こってくるのが80年代前半。その少し前にキングレコードからドラマ編やBGM集のLPも発売され、ウルトラやゴジラ同様少し大人になったかつてのファンが呼んだブームといった感がある。朝日ソノラマからは本家原作の他に悪魔くん・河童の三平や短編集、果ては貸本時代の鬼太郎まで出版され牽引役となる。またビデオソフトの黎明期でもあり、水木映像作品はすぐにビデオ化の波にのった。今回DVD化された60・70年代版はずっとこの時期のビデオでしか見られなかった。
さらに日東化学からも妖怪プラモが発売になったり、実写版まで作成されたりした(月曜ドラマランドとオリジナルビデオ)そして少年マガジン連載開始とともについに新作アニメにつながる。
この3度目のアニメ化作品は、物語も一旦リセット。時代の雰囲気を反映してかライトかつパワフルな世界観が特徴。早い話が筋肉マンやドラゴンボールZのノリで鬼太郎ファミリーが活躍する。アニメ化はうれしかったものの、どうにも乗れなくてじきに見るのをやめてしまった。世間的には歴代最高視聴率をたたき出したらしい。
とにかく周辺の収穫が多くて個人的にはもっとも思い出深い時代。

■90年代版

 この時は具体的なブームがあったかどうかは定かではなく、気が付いたら始まっていたといった具合。おそらくは「ひみつのアッコちゃん」など人気が見込める定番作品の再利用ローテーションの時期が回ってきたのかもしれない。東映アニメーション初のコンピュータ彩色という事であったが、そのせいか深みのある色合いでとても美しかった印象がある。いつか劇場版「銀河鉄道999」のような陰影のある絵で(りん・たろう監督で)鬼太郎を見てみたいと夢想していたものだが、その理想が現実となった感じ。加えてテーマソングを担当した憂歌団もぴったり。最後まで楽しませてもらった。
 声優陣に京極夏彦や佐野史郎を起用したりと、時事的な話題もうまく取り込んでいた。特に憂歌団のメンバー全員が自身の役で声をあてたというのは前代未聞。


そんなわけで今年は80年代に匹敵するくらい収穫が多い年。新作アニメの感想も含めて、2007鬼太郎イヤーを検証するのが今日の趣旨。長い前置きだ。

☆2000年版アニメ(第5部)

昨年暮れから大挙して鬼太郎グッズが巷に溢れ、実写版映画まで製作されるとあって予感はしていたが、やはりその通りになった。放映前に話題になったのは鬼太郎のショタぶりで、始まってすぐに話題になったのは猫娘のロリぶり。どうにもマニア視点というのは(笑)。キャラは90年代に比べて若干可愛らしくなった感はあるものの騒ぐほどショタ・ロリ全開とは思わない。普通に子供に受け入れられるキャラでしょう。
むしろエピソードのが重要で、登場妖怪は過去出現済みの奴が多いもののお話は完全にオリジナル。回によっては「かつて倒したあの夜叉が・・・」というセリフがあったりと、過去のシリーズの続編というスタンスなのかもしれない。

目玉のオヤジ=田の中勇ばかりが言われるが、実はその他の妖怪も極力過去シリーズで演じた声優を起用している。気づいたところでは一反木綿=八奈見乗児、砂かけ婆=山本圭子、そしてぬらりひょん=青野武など。おなじみのキャタクターにも愛着が沸くというものだ。

今や鬼太郎は安定した人気が取れるドル箱のような存在だが、今回のアニメも3部・4部のように長寿シリーズになるといいなと思う。

☆墓場鬼太郎 貸本まんが復刻版 全6巻

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少年マガジンで連載が始まった「鬼太郎」は当初「墓場の~」というタイトルだった。
これがアニメ化と共に「ゲゲゲの~」に変わった訳だが、それ以前に貸本マンガで発表されていた時代があったのは有名。さすがにこれは現役で体験していないが、80年代の鬼太郎ブームの波に乗って日ソノラマから大挙して復刻された事が印象深い。(しかしお金がなくて数冊しか買えなかった。)その後豪華本になったりしたが、今回手ごろな価格とサイズになったのでゆっくり大人買い。
貸本マンガと言えば怪奇マンガがひとつの潮流。この時代の鬼太郎もあまたある怪奇譚のひとつとして世に出た。従って線も荒々しくマガジンでは押さえ気味だった因果応報話や怨念話も全開。マガジン版は当初、この貸本版のエピソードのリメイクという形で執筆されていた。という事は今も子供達に読み継がれているエピソードの源泉がここにある訳で、そのイマジネーションの豊かさには舌を巻く。
ところで過去に昭和50年前後という浮いた時期にとある漫画文庫から貸本時代の水木作品が出版された事があった。あれは何文庫のどんな作品だったか(悪魔くん?)

☆ゲゲゲの鬼太郎 60’s+70’s ミュージックファイル


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60~70年代版の世界観が共通であるのは、その劇伴もいずみたく氏作曲の共通のものが使われているため。過去2回レコード化の機会があり、穴が開くほど聞いたものだった。その後EMIの「ミュージッククリップシリーズ」でCDになったが、今回は完全に収録されてのリリース。素朴でいて豊かなメロディ群。私が鬼太郎を愛してやまない理由のひとつがこの劇伴なのは間違いない。
構成の腹巻猫さんと知り合いのため、資料提供で協力させていただいた。

☆ゲゲゲの鬼太郎1968DVD-BOX ゲゲゲBOX60's 70's

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これまた長年待ち望んでいた商品化。この2作品の実質上初めてのセル専用ソフト。しかもモノクロ版は完全にはリリースされていないので未ビデオ化エピソードは初が二重。長い間レンタルビデオでしか視聴の術がなく、ちまちまと時間をかけて中古を買い漁ったものだった(これらはDVD化が決まったタイミングで一斉にオク出品)。
ブックレットには珍しい資料が満載で、特に70年代版はこれまで皆無といった状況なので読み応えあり。この箱2つでたっぷり1年間は楽しめます。(実際半年かかってやっとこ60年代版が見終わったとこ)こちらも少しご協力。

☆アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本

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過去4作のアニメを体系立ててまとめたMOOK。言うまでもなく初めての試み。エピソードガイドに妖怪名鑑など特濃の内容。鬼太郎の妖怪は原作とごっちゃで図鑑などが発売された事はあるが、アニメ版のみでまとめられた事はほとんどなかった(特に60・70年代版は)。しかも画面にちょっとだけ映る面子まで拾っていてDVD見ながら検索するのがとても楽しい。
アニメ以外のメディアで展開された鬼太郎もページ数は少ないけど載っているので映像化作品に関してはパーフェクトと言ってもよい内容。とか思ったら発売直後に2000年代版アニメがはじまっちゃったので数年後に改訂増補版になるのは必至。
これだけでもお腹いっぱいなのに、今まで存在しなかった原作マンガの完全リストまで付録についている。サイボーグ009と並んで出版社や年代が多岐に渡り過ぎていて全貌がはっきりしない本作だけに、よく調べたと言いたい。永久保存版にして実に使える労作。

☆蛇足

こんなもんまで出ちまったぜい。どうしよ・・・。

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=370436X

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