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October 2006

嫁が熱

P1020375

 土曜は嫁が朝から調子悪そうにしていた。昼間はそれでも洗濯したり買い物出かけたりはしていたが、夜になって熱が出てしまった。熱はあっても母乳はあげていいそうでベビ子に飲ませるのだけど、どうも食いつきがよくないらしい。母乳の味は体調に左右されるそうなので、おいしくなかったのかもしれない。

 夜中にNHK-BSでエゴ・ラッピンのライブをやってたので、酒飲みながら見ていたらベビ子が異様に興奮しはじめた。ライブの熱気に反応したのかしら。その後ちっとも寝ないと半泣きの嫁に何度も起こされた。

 朝起きると爽やかな天候だったので、ベビ子抱いて中央公園にお散歩。嫁は前日にも増して調子悪く、完全に寝込んでしまった。お昼はパン。前日からろくなもん食べていなかった。今日はBig-Jバンドの練習だったが直前まで行くつもりだったけど、止むにやまれずキャンセル。8月から全然練習に行けていない。夜になってようやく嫁が起き出してきてご飯作ってくれた。2日ぶりのまともな食事は大変にうまかった。

 ベビ子誕生から3ヵ月余り。ここまでやってきてもう何でもわかったような気でいたけど、今回初めて気がついた。嫁が倒れたら、何もかも回らなくなるのだ。嫁が風邪引くとベビ子も母乳の受けが悪くなり、従ってむずかる時間が長くなる。この二日間ずっと家にいて、PCバックアップやらバンドの仕込みやら経理もんの整理やらしていたのだけど、それよりもベビ子抱っこしている時間のが長かった気がする。

 ところで昨日は、劇伴セッションのギタリスト中澤氏の入籍の報告があった。同じバンドメンバーのSさんとめでたくゴールイン。心よりおめでとうと言いたい。この時期引越しと同時に入籍と聞いて、1年前の我々を思い出す。という事はまさか次は(笑)。

 めでたい事は続くもので、今月末から来月にかけて私の身近な友人・知人で子供が産まれる人が4人もいる。こんな事はこれまでの人生には無かった事。さらに長年の音楽仲間ミキさんも来月結婚だし、実家の父は77歳で喜寿の祝いとなる。結婚~出産でいっぱいお祝いもらったので、これからはこっちがお返しする番だな。ついでに暮れまでにライブが4本だ。めでた過ぎるぜ(涙)。

 写真は数年ぶりに買ったソフビ、ゴジラ1968とヘドラ。私にとって一番スタンダードな顔のゴジラ。

”いとしのレイラ”は峰不二子の夢を見るか?

P1020368

つきあった 女をそっと レイラと呼び (みうらじゅん「ロックン川柳」より)

今回はコードがわかる人以外には理解できない話が続きますがご容赦。最近「Layla(いとしのレイラ)」をフル・バージョンでセッションしようという話があった。古くは南沙織の「傷つく世代」でもパク・・・いや引用されたあまりに有名なイントロパートと、ロック史に語り継がれるあまりに有名なエピソード(ただの”失楽園”とも言えるが)を持つこの曲。詳しく知りたい方は、検索をかましてもらえば思い入れたっぷりのレビューがいくらでも出てきます。

おおまかにギターリフ中心の前半部とドラムのジム・ゴードンが奏でるピアノ中心の後半部に分けられるのだけど、手垢にまみれまくったこの長大曲が後半部までフルに演奏される機会は滅多にない。何しろ本家クラプトンですら今では後半部は全くかえりみないし、オンエアではだいたい前半でフェードアウトだ。90年代初めの頃、ボーリング場などに置いてあったレーザー・ジューク・ボックスにはよく「Layla」が入ってたのだけど、これもフェードアウト。せっかく長く楽しめると思ったのに金返せ、である。余談であるが、この美しい後半パートに軽やかに舞うデュアン・オールアンのスライド・ギターを聞くと、なぜか私は海を飛翔するカモメの絵が浮かぶのだな。

そんなピアノ弾きとしては忸怩たる思いのあるこの曲はまた、いつかはフル・バージョンでのセッションを夢見ている曲でもあるのだ。LPでもCDでもmp3でもいいので音源持っていて、楽器できる人は試しに合わせて弾いてみて欲しい。普通のピッチから若干ずれている事がわかる。昔のレコードは録音中やトラックダウンの際にテープの再生速度が狂ったりして、結構いい加減なピッチでマスターが作られてるのはよくある話なのだが。この狂いも考慮してまともに音をとってみると前半はDmで後半はC#(D♭)のようなのだが、ほんとにC#で演奏されてたのだろうかというのが長年の疑問。

同じようなことを感じている人が他にいないかと探してみたら、アメリカのWikiに記述があった。さすがに欧米人はあなどれない。無意味に考察が深い。

Wikipedia Layla

ここでははっきり「元々はC majorで演奏された」と断定しているが「幾分Bよりのずれ方」ってところが眉唾である。次。

よく洋楽のコード進行を調べるのにギターのタブ譜やコード譜を大量に乗っけているサイトを利用する。ちなみにここでも前半部までしかコピーされていない。根気よく調べてみると後半部のコード譜も見つかる。

layla outro

タイトルが「Layla outro」。完全に別曲扱いなのである。で、おもむろに開いてみるとC#になってる。

しかし、どうもすっきりしない。そうした悶々とした思いで検索を続けていたら「トム・ダウド/ いとしのレイラをミックスした男」という映画が近年公開されていた事がわかった。しかもつい先月DVDが発売&レンタルになったばかり。何と言うタイムリー!さっそく、渋谷TSUTAYAで借りてきてこの週末ゆっくり見てみた。

映画はレイラのみならず数々の名盤を作り上げたプロデューサー・ミキサーのトム・ダウドのドキュメンタリー。60年代くらいから極端に偏りなくロックやR&Bを聴き続けてきた人であれば、この人がかかわったレコードはたいてい家にあるというくらいの大物。この映画には当時のマルチから「Layla」をリミックスするというパートがある。それで30年ぶりに再生されたマルチから出てきたピアノパートは、どうもC#のようだった。それはおいといて、この映画は音楽好きなら万人にお勧めできるよくできたドキュメンタリーである。問題の後半部も彼の仕事のハイライト的な扱いで、それだけでもポイントが高い。

それにしても謎は残る。音階に黒鍵を必要としないCを半音あげるだけで、#が5個ついてしまうこのキー。鍵盤弾きにとっては、結構つらいキーである。しかもジム・ゴードンは本職ドラマー、なんでこんなむずかしいキーにしたのだろうか。前半部の最後の音がC#なので、それを引き継いでいるという訳なのだろうか?ただしこの音はDmのキーでも音階の音ではない。興味はつきない。

そんな訳で軽いセッション話から、長年の謎に対する考察にいたった秋の1日というお話でした。ここでうんちく。映画界でも同じような事考えている人はいて、後半部をわざわざ劇伴で使った例があります。マーチン・スコセッシ監督の「グッド・フェローズ」がそれ。さすが、ロックおたくで知られた監督であります。ちなみにそのシーンは曲とはうらはらにかなり陰惨なシーンなのでご注意。

その後「レイラ」セッション話は流れてしまいました(ガックリ)。

写真は嫁に誕生日プレゼントで買ってもらったヘッドホン「MDR-CD900ST」。音像くっきり。

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