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一筆啓上、修羅が見えた-なぜか梶芽衣子月間

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このところ毎週木曜深夜にテレビ東京で梶芽衣子主演映画が連続して放映されている。嫁さんが梶芽衣子ファンだとかで見たがるし、こちらとしても「修羅雪」は見ておきたかったので毎週録画してみている。スケジュールは以下。

2/23 修羅雪姫
3/2  修羅雪姫 怨み恋歌
3/9  野良猫ロック ワイルドジャンボ
3/16 野良猫ロック セックスハンター

最近は「キル・ビル」への引用から逆輸入的に再評価されている「修羅雪」だが、私にとってはなんといっても原作の上村一夫なのである。上村一夫と言えば「同棲時代」である。「漫画アクション」を象徴する上村一夫の絵柄は、性の目覚めはあっても具体的知識が乏しい小中学生時代の私にとっては、禁断のにおいがプンプンする大人の世界なのであった。学校の帰りに堤防の橋の下に捨てられていた漫画アクションを息を飲んで読んだ日が懐かしい。

そんな上村の「修羅雪」を具現化するとしたら、梶芽衣子はまさにそれを演じるために生まれた女優なのだろう。竹久夢二や必殺シリーズや緋牡丹お竜など日本的静謐美学の系譜、それが「修羅雪」の世界。第一作はサム・ペキンパーばりの血しぶき大噴水に失笑するも、”因果応報”というテーマの重さに戦慄する。ラストでうめきながら復活する修羅雪に梶の女優魂を見た。続く2作は原田芳雄・岸田森・山本昌平など特ヲタorカルトムービー好きにはうれしいバイプレイヤーの充実。加えて貧民窟やペストの描写などでゲテ物ムービーとしての味わいもありながら、必殺シリーズの影響からか修羅雪の殺陣の美学は前作以上に完成度が高い。世が世ならもう少しこの部分を徹底できたろうに。製作会社が東宝であるので、解釈の限界があるのかもしれない。

何年か前に茅場町のダイヤモンド・ビルという場所に仕事にかよっていた。その一階にテナントで入っていた美容院の入り口の絵が上村一夫の手によるものだった。激しく撮影したかったけど、ビル改装でいつしか無くなってしまっていた。残念。

第一作は和田アキ子が主演した事で有名となり、以降は梶が引き継いで連作となる「野良猫ロック」。梶主演作としては、代表作のように言われる「女囚さそり」シリーズや「修羅雪」よりも一番本数が多いのが本作で、実はそれら2シリーズよりも前に撮られていた。それ故か「ワイルドジャンボ」では、一般的な梶らしいイメージはこの映画ではあまり見られないし、かなり無理な芝居もさせている。だが最後まで生き延びるところとか、警察にも平気で発砲するところとかにすでに「修羅雪」や「さそり」のイメージの萌芽がある。この映画にも和田アキ子は出演しているが、ほとんど意味を為していない。ただヒット曲からはイメージできないR&Bシンガーとしての一面を垣間見る事ができるのは貴重。第一作にはアンドレ・カンドレ時代の井上陽水が歌うシーンがあったり、来週放映される「セックスハンター」にはゴールデン・ハーフが歌うシーンがあったりと昭和音楽分野でもネタは豊富。来週も楽しみ。

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