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惑星大怪獣ネガドンを語る

先日CSで放映された「ネガドン」の録画を見せてもらった。劇場公開が引越しの時期と重なり行けず悔しい思いをしていたので、大変助かった。

噂に違わぬクオリティとディティール。凄い凄い。人物がウゴウゴルーガだなあ、ネガドンは円盤獣だなあ、何もおっさんの汚い皮膚感まで克明に再現せんでもいいだろうに、などとわいわい言って見てるうち何か体温が下がってくるのを感じた。そのうち悪口をいいだした。それは自分でも気持ちのいいもんじゃなかった。

何だろう?この違和感は?これは特撮なのか?何故これを見てきた人たちは、ああも手放しに賞賛するのか?いや、確かに一人の作業でこれだけの映像を作った事自体は賞賛に値する。だがネット上で「こういう映像が見たかった」とか「古き良き昭和特撮」とかそういう言葉が踊ってるのを見るにつけ、なんかいやな感じが湧いてくる。

この違和感が何なのかを考えてみた。それは特撮ファンダムが成立しはじめた1970年代半ばにあった黄金期の東宝特撮映画と第一期ウルトラシリーズ以外は語るに値しないとする価値観、それに対して抱いた反感と同じ感触だという事に気がついた。

「ネガドン」はそうした価値観をそのまま抽出して結晶化させたように思えてならなかった。無論製作者にはそんな意図はなかったであろうに。でもネット上の大多数の反応は、その頃の価値観と余り変わっていないように思う。おそらく鑑賞時の拒絶反応は、過去に抱いた思いが反射的にわきあがってあのような表現になってしまっただろう。

ネガドンやミロクのデザインは、明らかにリアルロボットアニメ以降のデザインセンスでノスタルジーをかきたてるものでもない。そこに昭和という時代のにおいを感じたのならば、それは錯覚だと思う。ドリルにだまされてるだけだ(笑)。「裾野を知ってこそ、その高さがわかる」と言う。裾野に数多横たわる特撮を見ずして「これが最高」と言い切る事の安易さに反発を感じるのだ。

いいところも書いてあげたいが、今のところ思い浮かばない。今度またゆっくり一人で見てみよう。DVDも出るらしいし。

単純に比較はできないけれど、特撮あるいはその周辺のインディーズ映画でかつてものすごい衝撃を受けた作品があった。それは塚本晋也監督の「鉄男」。今は無き中野武蔵野館で見たわけだが、その時は頭の中が真っ白になった。「ネガドン」は残念ながらそれほどの衝撃は無かった。でも、劇場のあの場で見てたらまた印象は違ったかも。

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