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アーバン・カウボーイ(Urban Cowboy) ”大人のカウボーイ”って、”いい歳した特撮ファン”みたいなもんか?

アーバン・カウボーイ
1980年米 監督 ジェームズ・ブリッジス

 1980年代前半は日本でも洋楽が大変身近な時代だったと以前にも書いたけど、その時代のシーンに「サウンドトラック」というキーワードは欠かせないものだろう。ただし、この時代の「サントラ」はそれ以前とは若干、いや、かなり違った様相を呈していた。ちょっと前なら”オムニバス”、今なら”コンピレーション”とでも言える仕様のアルバムが、「サントラ」の名のもとに洪水のようにリリースされていた。

 それは一体いつ頃からの事だったのか?今から思えば1978年の「FM」がそのはじまりだったかもしれない。初期の頃には、たとえ映画と全然溶け込んでいなくてもまだ映画で使われていただけましだった。しまいにゃ全然無関係な曲まで収録してサントラと言い切る神経には、流石についていけなくなったものだ。従って生粋のサントラ・ファンからは”コンビニエンス仕様”などと軽視され、音楽ファンからはアーティストのオリジナル・アルバムと同等の扱いを受けようわけもなく。ただ、そんな風に音楽に深いこだわりを持たない”普通の人々”にとっては、映画とセットで記憶に残るわけで、結果的には大変馴染み深い曲になった事だけは間違いない。

 そんな映画の”サントラ”からシングルカットされてヒットした曲を挙げてみようか。クリストファー・クロス「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(ミスター・アーサー)、アイリーン・キャラ「フェイム」(フェイム)、ケニー・ロギンス「フット・ルース」(フットルース)、ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー「エンドレス・ラブ」、・・・・やめ。ほんとにエンドレスになってしまう。つまり1980年代前半は映画がらみのヒットが多かったという事です。

 さて前置きが長くなったけど、そんなサントラ・ブームにもちょっと乗れなかった感があるのがこの「アーバン・カウボーイ」。ジョン・トラボルタ主演で、舞台はニューヨークの西部風ナイトクラブ「ギリーズ」、カウボーイかぶれの若者がダンスしたりオンナの子口説いたりロデオ・マシーンでタイマンはったり、とか、まあ、そんな映画らしい(実は見ていない)。設定だけだとアメリカン・ニューシネマの大名作「真夜中のカウボーイ」を彷彿とさせるけど、今もってこの映画をカルト的に語る人と出会った事がないし、それどころか知ってる人もほとんどいなかった事からしてきっと足元にも及ばないお話なんだろーに。トラボルタだけに「サタディ・ナイト・フィーバー」の設定を変えただけの安易な焼き直しのような感も受ける。

 従ってそんなにサントラも話題になったわけではないけれど、僕はFMで聞いた、おそらく劇中で歌われたであろう「Stand By Me」が好きだった。歌うは実在したクラブ「ギリーズ」のオーナーにしてカントリー・シンガーのミッキ-・ギリー。このあまりにも有名な定番曲にはこれまたあまりにも有名なカヴァーにジョン・レノンという大看板があるのだけど、僕は当時からカントリー・バラードに姿を変えたこっちのがすきだった。

 最近中古屋でこのサントラ盤を偶然手に入れた。サントラにしては珍しい2枚組のボリューム。全編カントリーと当時最先端のおしゃれなAORあるいはウェストコースト・サウンドで占められて、結構確かなトータルコンセプトを感じる。ジョニー・リー「Lookin' For Love」なんてなかなかなヒット曲だったな。その他、リンダ・ロンシュタット、J・D・サウザー、ケニー・ロジャース、ジョー・ウォルシュ、ダン・フォーゲルバーグ、ボニー・レイットなどアメリカン・ロックのビッグ・ネームがずらり。しかもほとんどが知らない曲ばかり。ライナーによれば2曲だけが既アルバム収録曲で、それ以外はすべて新曲か未発表だそうだ。ちなみにその2曲とはイーグルス「いつわりの瞳(Lyin' Eyes)」とチャールズ・ダニエルズ・バンド「夜に恋して(Falling in Love for The Night)」(これがなかなかイカすんだ)、あとボズ・スキャッグスの「燃えつきて(Look What You've Done to Me)」は後にアルバム「ミドル・マン」に収録されてシングルにもなった。もしかするとこのアルバムは、貴重なナンバーが埋もれている幻の1枚なのかもしれない。

 「Stand by Me」は4つのコードが循環するだけの非常にシンプルなナンバー。それだけに何度もセッションでやった事があるけど、どこへ行ってもオリジナルかジョン・レノン・ヴァージョン。一度このミッキー・ギリー・ヴァージョンをやってみたいな。

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