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海の上のピアニスト(The Legend of 1900)

海の上のピアニスト
1999年米伊合作 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
 「ニューシネマパラダイス」で日本ではミニシアターの歴代動員1位(2002年3月現在)の記録を持つジュゼッペ・トルナトーレ監督。その待望久しい感動大作!・・・って感じで公開されましたが、”ピアニスト映画”と言うのでたしか正月の2日にわざわざ見に行きました。確かに主人公”ナインティーンハンドレッド(めんどくさいんで以下1900)”に感情移入すると感動したりせつなくなったりしてしまうけど、僕は全然違う点でこの映画を評価してしまった。ほとんど”バカ映画”と言ってもいいくらいの”映画的大嘘”が実にたくみに織り込まれている点、これだ。
 何と言っても白眉はジェリー・ロール・モートン(実在したピアニスト)と1900とのピアニスト”真昼のOK牧場の決闘”。これはもう「ゲームセンターあらし」。さもなきゃ、「包丁人味平」か「釘師サブやん」か「ミスター味っ子(ただしアニメ版に限る)」か・・・・。何にしろそーゆうやつ。要するにこの映画は極めてマンガチックな表現がなされているという事だ(誰も指摘しとらんだろー)。ちなみにこのジェリー・ロール・モートンであるが、絵に描いたような悪役系ライバル顔である。おまけに芝居も「おまえは早川健か?」ってくらいスカサーで臭い。うちにモートンのCDが一枚あるのだけど、ジャケ写からして似ても似つかぬ別人である(ほんものはもっと上品な顔立ちです)。これ、”マンガ化”が徹底しているという事の証拠に他ならないのではないだろーか。考えてみれば、誰もケチをつけられない「ニューシネマ~」だってそうだ。映写機を外に向けて壁に映して映画館に入れない客に見せるシーン。あんな事できる劇場があるのかしら?(でもあったらすいません)。
 要するに、映画の感動とか名シーンというのは、リアリティとはまったく無縁であるという事がこの監督の映画を見ているとよくわかる。「んな事あるわけねーじゃん!」と思いつつ、ついつい語ってしまうのはこういうシーンなのだ。よくできた”映画的ウソ”であれば、お金を払った価値があるというものだ。それだけで、オレは見に行った甲斐があった。あと嵐の中のピアノのシーンもファンタスティックだし、一度だけ恋する女性との一連のからみもたまらなくせつない。サブエピソードとして挿入されるアメリカ移民と自由の女神のくだりも、味わいを高めるのに一役かっていると思う。

 でも一度は上陸する決心をした1900が、ギリギリのところで船に戻ってしまうシーンはちょっと胸が痛かった。あれ、うまく説明できないけどわかる気がするのよね。
 お世話になっている某楽器店のJAZZドラム講師の人はこの映画がいたくお気に入りで、「これがJAZZの原点なんだよ!」とえらく熱い。やっぱ”スポ根マンガ”だったのか、この映画。「何度でも見ろ!」というのでDVDまで買ってきたけど、まだ1回しか見れていません(ごめんなさい)。

 全然音楽の話が無いじゃん・・・・・最初なのに。

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