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G-session 7th Live を振り返る(その2)

「7th Live を振り返る」続きです。今回は機材もだいぶ増えたのでリストを書いておこう。

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Roland Fantom-Xa(シンセサイザー)
Roland INTEGRA-7(シンセサイザー・モジュール)
Roland RD-700SX(電子ピアノ)レンタル
YAMAHA MG12XU(ミキサー)
Alesis PercPad(ドラムパッド)

前回まではハコのピアノからそのまま音を出していたのだけど、音色を自分好みに作り込みしたくて今回は音源モジュールIntregra-7をピアノでMIDI接続することにしました。時代はソフト音源が中心ですが、どうしてもライブでPCを使う気になれなくて未だに音源モジュール使っています。あと「地球を護る者」はKORGのPolysixやヤマハのG-10などで演奏されていると記録に残っているが、それを全部Rolandの音源からシミュレートしたというのもなかなか(笑)。
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10. ニルスのふしぎな旅
この曲はTVでオンエアされたバージョンとレコードで市販されたバージョンの演奏が明らかに違っていて、アップテンポな前者のが断然いい。なのでレコードサイズではあるが、演奏スタイルはTV版というめんどくさい事をやった。さらにレコード版の方はフェードアウトなので、ちゃんと終わるTV版のエンディングをくっつけてめんどくさい。こういうのはメンバー全員の意識が揃うまでが一苦労。
冒頭はピアノのアルペジオだが、3拍でひと塊になっている所謂3拍子フレーズ。なので他の楽器が鳴る小節の頭とフレーズの頭がどんどんずれていき、アルペジオを4回やった3小節目の最後でお尻があう。ああ、めんどくさい。決めフレーズも多くいろいろめんどくさいけど、そういうのをクリアするととてもノリノリで楽しい。

11. 恋の呪文はスキトキメキトキス
前回のライブでも演奏した。間奏のシンセソロ以外はほとんど生楽器の演奏なのだが、なぜかテクノっぽく聞こえる不思議な1曲。ビートのオフな感じを出すのが大変むずかしい。歌最後の「スキトキメキトキス」は8部音符が1拍足りてない。こういうのは譜面上は変拍子扱いになり、7/8と書く。

12. ときめきトゥナイト
この曲が候補に挙がっていたのはかなり以前で、2ndライブ用として用意したのだけどピアノのサンバ風バッキングが当時は全然ダメダメで長らく没になっていた。今回かような企画でリベンジ。結果は?聞いていただいたお客さんの判断に任せます(笑)。
前回のうちのライブから今回まで間に、実は同じ劇伴系のバンド「ザ☆カインズ」さんのライブに3回出させていただいた。今回それを通じて身につけた事を反映しています。あのサンバのバッキングは指でパーカッションを叩く様に弾いたのだが、それだけでなく全身でノって弾く事。ピアノをパーカッション的に表現するための工夫である。
それにしてもオリジナルとおりにまともに演奏すると音がスカスカでほんと困ってしまった。あれ、レコーディング技術を駆使して大部分残響で音が構成されているんだね。

13. 嗚呼 逆転王
前のほぼライブでもやった曲。うちは毎回ほぼ全曲入れ替えて演奏してるんだが、尺を稼ぐために(笑)1、2曲は過去曲を混ぜてます。間奏はブラスとティパニの掛け合いという余りないパターン。ブラス、マリンバ、ピアノを一人で行ったり来たりしているが不思議と音の薄さを感じさせない出来。うまく楽器配分ができてるのだろうか。イントロとこの間奏とエンディングでロボットの合体BGMにもなっている。

14. 地球にI Love You
今回のビクター特集のきっかけとなった曲。あんまりアニメは見たことないのだが、曲だけは昔から好きだった。ジャンルとしてはハードロックで当時らしいサウンドだがユニゾンのコーラスが当時にしてすでに何となくアナクロ。あと私がピンとくると作曲者が古田喜昭であるというパターンがよくある。今回の「ときめきトゥナイト」もそう。どうもこの人のメロの行き方に感じいる回路が自分の中にあるみたい。

15. オレンジのダンシング
ストリングスもたおやかな4つ打ちユーロビート。今回のセットはmaj7で始まる曲がやたら多いが、本曲もそう。まさに時代がそんな雰囲気だったのだね。アニメソングも歌謡曲もこぞってシティポップスを目指した時代。当時手の届かなかった憧れの対象に今手が届いたということなのか。

16. トップをねらえ! ~Fly High~
オリジナルは打ち込み。それを手弾きしましょうというのがコンセプトだったが、実は今回一番困った曲。ずっと鳴ってるパルス音みたいな音を正確に弾き続けるのは困難なのでこれはオミット。コードバッキングしているエレピは2ndキーボードにふったので、シンセブラス以外弾くところがない。ドラムの新井氏によればこのドラムマシンはYAMAHAのRX-5との事なので、イントロを奏でているシンセはDX-7かも知れず。当時持っていたDX-7でこんな音でたくさん曲作ったなあ。という懐かしさも込めてちょっとチープな音色にしてみました。

17. 失われた伝説をもとめて
バンドメンバーがみんな好きな1曲。うちのバンドは16分や8分裏の食いにうるさく、だいたい1,2曲は1回のライブのうちに入ってくる。今回はこの曲がそれ。「男はだれも」の部分がどう譜面に書いてもしっくり来ず、最後は耳で聞いた感じで2台のキーボードを合わせた。冒頭はC→Bb→Ab→G→Fとベースが下がっていき、その上に3和音が乗るという素直な進行。

18. 天使の絵の具
これぞシティポップ!みたいな曲。90年代に一世を風靡した「渋谷系」を先取っている印象もあり、今回のライブを締めくくるにはふさわしい1曲なのかもしれぬ。これまた複雑なコード進行で、特にイントロが鬼。これまたネット上でも解釈がいろいろで最後は自分なりの解釈になる。あと作曲がうたっている本人というのが驚く。
イントロは調がBだが歌入りからDに転調。2コーラス後のBメロからイントロと同じBになりまたDに戻ってエンディング。サビのピアノのバッキングのパターンは、当時のウェストコーストサウンドなどでよくあったパターン。あんまりやる機会が無いのでとても楽しい。
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という訳で1ヵ月も過ぎてしまいましたが、ようやく総括できました。他のメンバーはすでに各自次のステップに向っていますが、私もようやく次にいけます。今回は70年代後半から80年代初頭の日本で展開されたサウンドを再現する事が多かった訳ですが、はからずもそれは私にとっての憧れのサウンドでした。その意味で毎回のスタジオ練習がとても楽しかったです。それではまた。

G-session 7th Live をふり返る(その1)

去る1/27、私の所属する映像音楽専門バンド「G-session」の7度目のライブが行われました。

Gsession7

「劇伴倶楽部」というサイトを通じて始まったこのバンド、結成は2000年頃ですがまだ7回しかライブやってないのです。

今回のライブは「角川映画」と「80年代ビクターアニソン」の2つの特集。「角川映画」は5曲しかできず特集というのもおこがましいが、いつもやってるアニソン・特撮ソングと違ってアレンジの難しさがあり、せいいっぱいこれだけ。でも代表的な作品は網羅できてるので(すごくピンポイントだけど)。それにしても音楽的なふり幅が広すぎ。こんなことできるのも劇伴というテーマのバンドならでは。

もう一つのテーマは80年代に入って多くのアニメソングをリリースしたビクターの特集。どちらの特集も、はからずも80年代サウンドを演奏する側から振り返ることができて、練習期間はとても楽しかったです。
私の世代はビートルズはじめ60~70年代的なサウントにこだわりのある人が多いが、私はなぜか80年代サウンドに強い憧れがある。それはおそらく自分と近い年代の若者たちが、自由自在に表現していた事。そのことがとても当時うらやましかった。そんな少し手を伸ばせば届くような80年代サウンド。今回はそれにがっつりと取り組むことができた。

もう一つ今回のキーワードは「1984年」。二つの特集のキーとなる作品の公開年がどちらも1984年で、その年はいろんなオタク的エポックがあった。そしてそれは私の上京の年でもあった。偶然ですがつい最近その年にオープンした有楽町マリオンの日劇東宝が終劇を迎えた。不思議な縁です。以下セットリスト。

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G-session Live 7th セットリスト

特集:「80‘s ビクターアニメソング」「角川映画クラシックス」他

■日時:2018年1月27日(土) 開場 16:30 / 開演 17:00 ~ 20:00

<セッション・レパートリー>
01. 緊急指令10-4・10-10
 1972 TVドラマ『緊急指令10-4・10-10』主題歌
02. ファイトだ!!ピュー太
 1968 TVアニメ『ファイトだ!!ピュー太』主題歌
03. 特捜最前線メインテーマ
 1977~1987 TVドラマ『特捜最前線』主題曲
04. はじまりの海
 2013 TVアニメ『たまゆら ~もあぐれっしぶ~』主題歌

<角川映画クラシックス>
05. 愛のバラード
 1976 映画『犬神家の一族』主題曲
06. スローなブギにしてくれ (I want you)
 1981 映画『スローなブギにしてくれ』主題歌
07. 戦士の休息
 1978 映画『野生の証明』主題歌
08. Woman “Wの悲劇”より
 1984 映画『Wの悲劇』主題歌
09. 地球を護る者
 1983 映画『幻魔大戦』挿入曲

<80's ビクターアニメソング>
10. ニルスのふしぎな旅
 1980 TVアニメ『ニルスのふしぎな旅』主題歌
11. 恋の呪文はスキトキメキトキス
 1982 TVアニメ『さすがの猿飛』主題歌
12. ときめきトゥナイト
 1982 TVアニメ『ときめきトゥナイト』主題歌
13. 嗚呼 逆転王
 1982 TVアニメ『逆転イッパツマン』挿入歌
14. 地球にI Love You
 1983 TVアニメ『特装機兵ドルバック』主題歌
15. オレンジのダンシング
 1983 TVアニメ『ななこSOS』主題歌
16. トップをねらえ! ~Fly High~
 1988 OVA『トップをねらえ!』挿入歌
17. 失われた伝説をもとめて
 1983 TVアニメ『機甲創世記モスピーダ』主題歌
18. 天使の絵の具
 1984 映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』エンディングテーマ
 
<アンコール>(会場リクエスト)
・ 地球を護る者
・ 緊急指令10-4・10-10

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各曲の作り方だが、だいたい私かギターの中澤氏がコードを採り、キーボード2台分のアレンジまでして譜面を作成する。あとはスタジオ入って音出ししながら詰めて行くという感じ。今回はそうした作業を経た観点から各曲の解説をしてみたいと思う。

01. 緊急指令10-4・10-10
冒頭ティンパニ音が1オクターブ跳ね上がる(ベンド)。おそらくペダルを使って操作していると思うが流石に再現できず。軽快なブラスロック・ナンバーだが、とりわけピアノのバッキングが目立つ。余裕のあるところは入れているがブラスを入れるところは休まざるを得ないというジレンマ。

02. ファイトだ!!ピュー太
ギターを始めたばかりの中学生が最初に覚えるようなコードばかりで出来ている。シンプルな様でいて、間奏の進行が1回目(C→F→G→C)と2回目(C→C→F→G)で違うなど油断ならない箇所もある。ブラス音の16分連発もキーボードで弾くには難易度高し。

03. 特捜最前線メインテーマ
ギターの中澤氏曰く「国産ファズのチープな音を、70年代に入ってまで使っているのが頭おかしい」そうな。譜割も変則的でストリングスとギターがミスマッチ。このミスマッチ感が、混沌と喧騒の都会を表現しているのか・・・なんつーて。

04. はじまりの海
作家と演奏者をまず書いておく。

作詞・作曲:大貫妙子
編曲:森 俊之
piano,rhodes,organ & programming:森 俊之
drums:林 立夫
bass:鈴木正人
guitar:小倉博和
backing vocal:大貫妙子、坂本真綾

つまりティンパン・アレンとかシュガーベイブとかのあの辺の音。通常コピーする際、自分なりにまずコードを付けその後答え合わせ的に歌本やネット上にある人のつけたコードを参考にするのだが、この曲に至っては実に人によって千差万別であった。テンション・コードを駆使した複雑なアレンジにいくらでもできるが、弾き易さも考慮してできるだけシンプルにしておいた。イントロのC#9→F#6の進行がスティーヴィ・ワンダーの「You Are Sunshine of my Life」を思い出す。あとサビ「迷った時、深呼吸」の最後に出てくるE7/Bが実に効果的。
こういう曲は進行がどんなに複雑であっても、必死こいてやってる様に見えてはダメでその意味でかなりの難曲であった。

05. 『犬神家の一族』愛のバラード
G-sessionをやり始めてかなりになるが、意外な事に初めての大野雄二曲。大野氏といえばルパン三世に代表される キレのあるジャズ曲がイメージされるが、もう一方の顔が「小さな旅」に代表される非常に美しいメロディを書く事。この曲も後者に属するのだが、何と言っても主メロを奏でるダルシマーの音が特徴的。
今回のライブから、ピアノにMIDIで接続する音源(INTEGRA-7)を導入したのだがそのお陰でかなりの音色を同時にならすことができた。私の受け持つ2台だけで5音、腹巻猫さんに2音担当してもらったので合計7音がキーボードから出ている。そのため採譜時にはスコア(総譜)のようなものを起こし各楽器を拾っていきそこから2人(最終的にKyon-Cさんに手伝ってもらったが)で弾ける様に削っていくという方法をとった。主メロ冒頭の進行Em→Em+→Em6→Em+と5度の音を半音ずつ移動させる事により幻想感を醸しだす。またバックでヒヨヒヨ鳴っている音がどうやって出してるのか全然わからず、ライブ後に有識者と話したとこではArp Odysseyあたりのアナログシンセではないかという事だった。そら、再現できんわ。

06. スローなブギにしてくれ (I want you)
ギター中澤氏が自分が歌う用に選曲。この人は毎回1曲はそういう曲を入れてくる。また、よく自分にあった曲を見つけてくるもんだ。普通に3連のブルースなんだけど、ベースがビョンビョンいうシンセベースでそれがこの曲の特徴にもなっている。ベースの古井氏は普通の音で弾きたがったが、バンドメンバーの意向でオリジナル通りとなった。F#augから始まる典型的なブルースの様式でいて、唯一無二な存在感を持つ。それが歌い出しの「Want You~」。一発でつかまれる。それが元ネタかもしれないビートルズの某曲をも忘れさせる。

07. 戦士の休息
大野雄二2曲目。映画の方はかなりのトラウマ映像なのだが、本曲が流れるシーンではやはり泣く。そんな男のハンパなロマンチシズムをかきたてる名曲。歌いだしベースラインがEb→D→C→Bb→A→G→Fと音階的に下がっていく。パッヘルベルの「カノン」進行なのでこれだけで弾いてて気持ちいい。Bメロ「無理に向けたその背中を」もベースとストリングスがCm→CM7/B→Cm7/Bb→Cm6/Aとクリシェ進行するので、全体にベースラインの下降線で曲が構成されている。そんな美麗な進行です。さらに歌い終わり「生まれて初めてつらい」の最後にBがくるという素晴らしいセンス。「はじまりの海」とまた違った意味でコード進行がポイントな曲。

08. Woman “Wの悲劇”より
この曲を演奏する事が決まる少し前にスージー鈴木著「1984年の歌謡曲」という本を読んだ。この本によればそれまで対立する概念だった「歌謡曲」と「ニューミュージック」がついに融合したのがこの年というのだ。なるほど、自分の感覚でも「歌謡曲」的なものに「ニューミュージック」的なものが逆輸入され、逆に「ニューミュージック」が「歌謡曲」風にエンタメ化していった時期があったのは感じていたがそれがこの年だったのか。
その本によればこの曲はそんなエポックな年のひとつの到達点、金字塔の様な曲らしい。何か褒めすぎな気もするが、分析していくとそれは決して誇張ではない事がわかる。
冒頭はシンセ1パターンのアルペジオだが、そこでコードが動く。そこがまず天才。このバッキングのシーケンス音は「そして僕は途方に暮れる」でも聞かれる当時を象徴する音。大好きな音。
歌い出し4小節目「窓のそばで腕を組んで」の部分の進行はBb/D→Bb/C→Gm7とベースが音階的に動いていく。キーボードの和音のアレンジもボイシングで内声が動く様にした。

薬師丸ひろ子があまりにアッケラカンと歌っているので気付きにくいが、「ああ、時の河を」以降の大サビはEb(Cm)からAbに転調している。このさり気無さがすごい。そして「1984年の歌謡曲」から引用すれば、この部分のメロディはベースとなるコードに対し9thの音を基調に書かれているというのだ。それが独特の浮遊感をもたらし、おそらくは本来のコード感との乖離を生み出し転調を感じさせない自然な音運びになっているのであろう。恐るべし。歌詞の見事さも言うまでもなく、特に歌の最後に冒頭と同じ「行かないで」を持ってきて物語の終幕を締める。作詞・作曲・編曲が三位一体となって結実した見事な逸品。この曲を演奏できた事は今回のライブでの収穫の一つでした。

09. 地球を護る者
角川特集をやるに辺り、キーとなったのが本曲。これを何とかアレンジして弾きこなす目処が立ったため本特集に踏み切った。コード進行的に面白いものはなく、ほとんどキースエマーソンによるソロで曲が成り立っている。調だけはBb→Eb→Bb→Cm→Bbと移っていくがCmを平行調のEbと考えるとほぼ2つの調で成立している。オリジナルのギタリストである芳野藤丸氏いわく「キースはあまり複雑なコード理論を理解していなかった」そうだが、そんな事に頭ひねらなくても指の方が勝手に動いてしまうんだろう。我々凡人はそれをトレースするしか術がないのだ。
私はキーボード弾きといいながら、一度もキース・エマーソンの曲にトライしたことがない。ほんとはソロシングルのピアノ曲「ホンキー・トンク・トレイン・ブルース」に少しトライした事はあるが、あえなく挫折。今回曲がりなりにもライブまでこぎつけた事は大きな財産。これも今回のライブでの一つの収穫でした。

長くなったので後半「80‘s ビクターアニメソング」は次回に!

こちらを閉鎖しようと思います

こちらでは随分ご無沙汰になります。

もはやこんなブログ誰も見てないだろうと思っていたら、意外に定期的に行進をチェックしてくれる人がいるそうで。ありがたい事です。実は近年は写真のアップロードの簡便さもあって、Facebookばかりに書いています。

もともとこのブログはパソコン通信時代から使ってるNiftyのアカウント(もう25年以上にもなる)があったので、アメリカ滞在時の通信用に開始したものでした。今年家庭の通信周りを一新したので、Nigtyのアカウントも不要になり解約を決意。同時にここも閉鎖となります。

今後はFBとTwitterでお会いしましょう。

Facebook:
https://www.facebook.com/nishikawa.gowest

Twitter:
nishikawagowest

予定では今月末に消えると思います。

長い間ありがとうございました。

さびしくてもの悲しいやなせたかし

ずっとやなせさんの事はブログに書こうと思ってました。日本の多くの家庭がそうであるように、アンパンマンそしてやなせさんの作品は娘の成長に伴いずっと傍らにありました。それらは知らぬ間に我々親の支えにもなっていました。

■詩集

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やなせさんが子供のための作品を生み出す一方で、詩集を編纂し続けてきた事は有名です。平易な言葉使いで書かれていて、多くの場合もの悲しくさびしげなイラストが添えられています。特に私はスケッチブックを持ってうつむいている青年の絵が好きです。この絵1枚にやなせさんのこれまでとこれからが凝縮されている様に思えます。かなり前ですが、これと同じ絵を使った新聞の広告(だったか)を見た事があります。記憶があいまいですがそれに添えられた詩が「僕はつまらない話を書いてきた」という様な内容で、とても心に残っています。以来この人の事を思うと、あのスケッチブックを持ってうつむいた青年の絵が思い浮かびいつももの悲しい気分になります。この『もの悲しさ』こそが、やなせさんが生涯抱えてきた心情だったのかなと思います。そして、あの日みた新聞広告は何だったか未だにわかりません。

■やなせたかしメルヘン劇場DVD-BOX 1&2

やなせたかしメルヘン劇場 DVD-BOX 1やなせたかしメルヘン劇場 DVD-BOX 2

やなせさんにはアンパンマン以外にも多くの著作があります。これらをまとめてアニメ化したのがこのBOXセット。幼児期の娘は何故かアンパンマンよりこっちの方をよく見ていました。アンパンマンシリーズがある程度フォーマットが決まっているのに比して、こちらは非常に自由度が高く幅広いテーマを扱っています。中にはよく指摘される様に厳しいメッセージを含んでいる作品もあります。単品ではレンタルもされていて今でも視聴可能、BOXセットの方はサントラCD盤が付いています。親しみやすい曲が多くこのために我が家はBOXセットを購入しました。

「ルルン・ナンダーのほし」
星の子であるルルン・ナンダーが地上に落ち、人間の子と暮らしはじめます。やがて別れの時が来た時・・・。愛らしいルルン・ナンダーと少年の決別のお話。やなせさんの容赦のないメッセージが込められています。また、幼小期・少年期の自分、あるいは親と子の間など、いろいろな形の決別を象徴している様にも思えます。

「タコラのピアノ」
突然ピアノの名手となったタコの栄光と挫折。夢がある様ですくいのない現実。僕も高校の頃練習したモーツァルトのピアノソナタ・ハ長調が劇伴のキーメロディとなっていて、音楽面も非常に豊か。

その他幻想的な「しろいうま」、反戦テーマの「さよならジャンボ」、天使と悪魔と人間のドタバタ「てんしのぐらたん」、不思議な生き物がぞくぞくでてくる「もりのヒーロー ハリーとマルタン」など。一人の作家のアンソロジー集として見ても非常に秀逸です。

■「アンパンマン伝説」「アンパンマンの世界」

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こちらは大人向けに書かれた大型本。フレーベル館からの出版で、残念ながら現在は絶版。「アンパンマン伝説」の方はやなせさんが自らアンパンマンとその仲間たちへの想いを、自筆のイラストとともにつづったもの。各キャラクターの隠された背景がたくさん載っています。たとえば「『あかちゃんまん』は別のシリーズの主人公だった」とか「『ドキンちゃん』はスカーレット・オハラで『しょくぱんまん』はアシュレー。ばい菌と食品なので永遠に結ばれない」とか。
「アンパンマンの世界」の方は、キャラクターをテーマに書き下ろされた画集。これらは高知県のアンパンマン・ミュージアムに所蔵されているそうです。私は一番ヒーローらしいロールパンナのイラストが好きです。

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2011年秋、のっぴきならない事情で1週間入院した事がありました。その前後、不安な心情を抱えたまま娘をたまたま四谷のアンパンマンショップに連れて行った事があります。娘を遊ばせている間、店内に置いてある詩集を拾い読みしてずいぶんと気持ちが楽になりました。ふと思い立ってあの時みた新聞広告を探してみたが、見つかりませんでした。

昨日の訃報を見た時、やはりあのうつむいた青年のイラストを真っ先に思い出しました。その寂しさはもう埋まりましたか?ご冥福を祈ります。

10年ぶりのPCリニューアル

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この連休は、家族サービスの他は久々のPCの自作がメインだった。ずっと使い続けてきたメインマシンのデスクトップ機がどうにもこうにも稼働しなくなり、連休の数日前には完全沈黙。5/3 に知人と秋葉原めぐってパーツを一気にそろえ、連休中に組み立てから調整まで。

日付を調べたら前に作ったのが2003年の8月。実に10年ぶりのリニューアルとなる。その頃はまだ独身。私は自分のデスクトップ機にはずっと「ゴン太」という名前を付けていて、前のは「ゴン太3号(V3)」。PC歴はその頃で10年くらいになるから、それまでは5年毎にリニューアルしていた事になる。この10年というのは、結婚・出産・マンション購入やらが次々押し寄せた激動の時代、PCにまで手が回らなかったという訳だ。

以下は今回のスペック。HDDは12倍の拡張(笑)。メモリに至っては16倍(大笑)。
大げさでなく浦島太郎状態だ。

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【ゴン太4号(自作マシン)】

CPU    Core i5 3570K BOX          \21,380-
マザーボード ASRock H77 Pro4/MVP          \6,980-
メモリ    DDR3-1600 16Gb            \9,980-
SSD    plextor M5S 256GB           \17,280-
HDD    Western Digital WD30EZRX Green 3TB  \10,880-
モニター   LG 24EA53VQ-P             \15,792-
ブルーレイ  パイオニア BDR-207          \6,840-
サウンド   PCIe Sound Blaster Zx SB-ZX      \13,796-
電源ユニット Antec25 EarthWatts PLATINUM 450W   \6,980-
その他    2.5・3.5変換ブラケット         \568-
その他    延長保障                \525-
その他    マウス                \1,430-
その他    S-ATAケーブル              \850-
その他    HDMIケーブル             \1,180-
----------------------------------------------------------
 計                       \114,461-

前の3号機からは結局ケース以外流用できなかった。何せS-ATAのケーブルすら1本も使ってなかったのだからして。

130506_140829

かつては最先端とは言わないまでも常にトレンドの先に乗っかっていた私も、ここ数年のITリテラシーの低下ぶりは目をおおうほど。その最も象徴的な例がこれだったのだ。たかがPCのスペックだが、これが原因で様々な事のフットワークが悪くなっていったのだなと思う。ホント、軽く見てはいけない。

最後に昔の日記からゴン太史

ゴンタ1号(Two Top ショップマシン)1995年購入
・・・Win3.1~2000時代まで。最初はPentium マシンであったけど、Intel互換が話題になった
   時に、マザーとCPU交換。以降、デスクトップCPUはAthronがデフォルトになる。
   足掛け6年使い倒す。
ゴンタ2号(ゲートウェイ・マシン)2001年購入
・・・1号がショップマシンで、最終的にサウンド、ビデオ及び電源ユニット以外はほとんどパーツが
   入れ替わるくらいまでグレードアップしたのだけど、宿命的につきまとうパーツ間の不具合や
   世代の違うパーツが混在する事にちょっと嫌気がさして、メーカー品を買ってみる。
   これがトラブル続出で、わずか2年で破棄。このころはもうヤフオクを始めており、
   ゲートウェイ純正ケースは結構いい値で売れた。ファンがいたようだ。
   Winで言うとMe か。
ゴンタV3(自作マシン)2003年購入
・・・初めての自作機。2号からはFDDとサウンドボードを流用。最初から今までずっとSound Blaster愛用。
   WinXP~7まで。

CPU    AMD AthlonXP 2400          \10,582-
マザーボード MSI KT2 Combo-L            \8,377-
VGA    RADEON9500             \24,864-
ケース    3R AIR Aluminium Case Silver    \15,540-
HDD    Barracuda 7200.7 ST-3160023A(160GB) \15,958-
DVDマルチ IO-DATA DVR-ABH4          \31,289-
その他    自作マニュアル            \1,260-
----------------------------------------------------------
 計                       \107,870-

消えゆくこどもの領域 in 渋谷

今年の年度末は、節目の時期なのか老朽化施設の切り替わりが多い。その中にあって3月末、渋谷の子供関連の施設が相次いで無くなった。

■3/31 東急百貨店東横店・東館屋上「ちびっこプレイランド」営業終了

先日、東急東横線・渋谷駅の地上駅の営業が終了を迎えたばかり。おそらく東横線の駅が移設したためだと思うが、3/31をもって東急東横店・東館が閉館した。75年の歴史を持ち渋谷川の上に建っているという大変珍しい特徴をもったこの建物は、この後取り壊しになるという。
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さて、この屋上には昔懐かしい形式の遊園地がそのまま残っていた。それが「ちびっこプレイランド」。以下は2010年に起こした遊具などの案内ページ。今となっては貴重な記録となってしまった。ちなみに最近少し有名になった渋谷のロープウェイ「ひばり号」は、この東館の屋上が乗り場だったらしい。

ちびっこプレイランド

西新宿に住んでいた頃は新宿・京王デパートの屋上に娘を連れて行ったものだが、現在の初台地域に移ってからはこちらにいく頻度が多くなった。

ライドや電車などは昔も今も変わらず。今の時代を反映してカードダス類・クレーゲームがあるゲームコーナーもあるが、ここの特徴は「わんぱく島」という身体を動かす系の遊具類がおいてある一角がある事。特にトランポリンは娘の大のお気に入りだった。ヒカリエをバックに海賊船。これからと消えゆく物。
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3/24に娘を連れて最後のお別れに行ってきた。あちこちに「さよなら」「ありがとう」「あと7日」の張り紙が。

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東横渋谷駅の喧騒に比してこちらはあまり話題になっていなかったが、やはり無くなってしまうと聞くと名残惜しいもの。この日は思いっきり好きな遊具で遊ばせてあげた。係員の人に「長い間お疲れ様でした」と別れを告げて後にした。

屋上脇の階段を降りるとすぐにおもちゃ売り場があり、そこも娘と遊ぶ時の定番コースだったのだがそれもすでに無くなっていた。さみしさが一層つのった。

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■3/31 渋谷区児童福祉センター閉鎖

娘がまだ小さかった頃、近隣の児童館を回っていた時期があった。新宿区他、通常の区では一定区画毎に小さな児童館・こども館が点在しているのだが、渋谷区の場合は小型の施設を多く置くのではなく、大型の施設を集中して運営していた。その一つが初台の不動通りにあった「渋谷区児童福祉センター」こちらも建物が老朽化したため、建て替えのために3/30で一旦閉鎖となった。リニューアルオープンは2018年。うちの子はその頃小学3年生になっている。

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以下は2010年に起こした案内ページ。今となっては(以下同文)。

渋谷区児童福祉センター

下は乳幼児から上は高校生まで、幅広く楽しめる作りになっている。トランポリンや卓球台もある体育室、図書室、工作室に地下にはプールまであり、ちょっとした学校並みの施設であった。うちの子はよちよち歩きの頃から通っており、ここで何度もおむつを替えた。あとやっぱしトランポリン大好き(笑)。以下はその日のスナップをいくつか

すでに片づけられていた工作室。かつてはここにたくさんの材料が並んでいて、子供たちが絶えず何かを作っていた。

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ロビーに置いてあったドールハウス。どことなく手作りを感じさせる。私のお気に入りのひとつ。

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入り口外にある掲示板。「ありふれた奇跡」って何の事だろう?私は下部に印刷されているビル街のイラストがすごく好きだった。都心の施設らしいデザイン。

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幼児室にあるおむつ台。何度もここで娘のおむつを替えた。もしかするとこれも手作りかもしれない。

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3/30はお別れイベントがあるという事で、やはり娘を連れて行って来た。体育室で館長さんからお別れのあいさつ。そして子供たちにマジックを持たせ、壁や床へ大落書き大会。高学年の子たちの中には思い入れの深い子も多く、その思いのたけをいっぱい書きつづっていた。そりゃそうだろなあ、毎日学校終わったら直行だった子もいたろうに。

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渋谷区運営のこども関係施設は、この他に「東京都児童会館」「こどもの城」がある。前者はウルトラマン「射つなアラシ」のロケ地にもなっているらしいが、先の震災の影響で現在は閉鎖。後者も老朽化のため2015年3月末に閉鎖が決まっている。2015年からの1年間はこどもたちの施設がひとつも無くなってしまう事になる。


新宿生まれで現在は渋谷区在住の娘も、大きくなったらいつしか”渋谷デビュー”するんだろうに。その時に自分がかつて遊んだいろんな場所の事を覚えているだろうか。

さよならぼくたちのようちえん・娘卒園の日

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本日は4年通った娘の卒業式だった。(4年というのは、通常の年少の前にもう1年プレのクラスがあるからだ。)

以下はその時の事を書いた4年前のエントリー

娘 Going To The Yochien(2009/06/07)

名前はよどばし幼稚園。

ここにもある通りよどばし幼稚園は西新宿の中央公園の北側にあり、約60年前から運営されている。
当時の平屋木造の園舎をずっと使用しており、今では周りは高層マンションやオフィスビルだらけ。その中にあって、ポツンとたたずむように存在するこの幼稚園は多くの人の目にとまり、テレビの取材を受ける事もしばしばだった、実際うちの娘も何度かテレビに映っている。だが残念ながら来年で閉園となる事が決まっている。

自分の自宅も当時は西新宿にあり、園や中央公園のみならず西口高層ビル街までもが子育ての現場だったのだ。2年前に初台の南側に越してしまったので、今ではもう園以外でこの地域に足を踏み入れる事はなくなった。だから今日はそんな6年間の想いが一気に押し寄せてきた。まさに思い出がいっぱい詰まった場所なのだ。今日は待機時間もいっぱいあったため、たくさん歩き回った。

よくこんな場所で子育てができると思えないと言われる事があり、また中央公園もホームレスのイメージがまだまだ根強い。だが、児童館や図書館などの子供向け施設は非常に多く、公園も大小合わせてかなりの数が点在。メインとなるのはやはり中央公園。ここは橋を隔てて大きく北と南にエリアが分けられ、よく知られているフリーマーケットや炊き出しが行われている場所は北側で、ここには未だにホームレスが住み着いている。南側が子供が遊ぶエリアとして整備され、ここは基本的に親子連れ以外の大人は足を踏み入れてはいけない事になっている。何より新宿区は女性が区長である事もあり、子育てに関しては大変手厚い。

ブログタイトル「さよならぼくたちのようちえん」は本日園児たちによって合唱された曲。それだけでも涙腺崩壊なのだが、これは掛け値なしに名曲。調べたところあるシンガーソングライターによって作られた曲で、近年の卒園定番ソングらしい。2年前には芦田愛菜主演の同名ドラマもあったらしい。

さてそんなよどばし幼稚園だが、NHKの関係者の眼にとまりこの3月はずっと取材を受けていたという。もちろん今日も来ていた。テレビのカメラマン達は「テレビのおじさん」としてもう園児たちにも顔馴染みだったようだ。私たちもちょっぴり映っていたかもしれない。この模様は4/7(日) 午前8時より放映の「小さな旅」で放映される事になっている。そうあの大野雄二作曲のテーマのあの番組だ。またとない記念だ。よろしければご覧ください。

特撮系展覧会巡り・その(2) 8/27「ウルトラマンフェスティバル」と9/30「大伴昌司の大図解展」

特撮系展覧会巡り・その(2) 8/27「ウルトラマンフェスティバル」と9/30「大伴昌司の大図解展」

もう10月も下旬だけど、いそいで書いちゃおう。

■8/27 ウルトラマンフェスティバル2012(池袋サンシャインシティ)

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実はウルフェスはほとんど行っていない。2006年(40周年)、98年(ティガ&ダイナ)、95年(ネオス&21)が記憶にあるくらい。

そんな訳で通常ならスルーだったんだが、今年は招待券をもらったので娘連れて行って来た。今年はセブン45周年という事で全エピソードを何かしらの形で展示するというもの。ジオラマだったり人形だったりトリビアだったり、と様々。中には初めて知ったマニアックなネタもあって意外に楽しめた。

おそらく特撮系アトラクは初めてだったうちの娘。席が一番後だったのでイマイチ理解できていなかったようだが、それでも声援は送っていたな。巨大なタイラントの着ぐるみはちょっと驚いた。

最初のウルフェスは1989年。ラルゲユウスの足とかペギラの回の雪上車とかナメゴン目とか、そうとうレアなものが飾っていたらしい。当初はマニア層がターゲットだった様だが、ティガ以降コンスタントに新作が作られるにつれて現役のお客さん(すなわち子供たち)へターゲットがシフトしていく。それにつれて展示もレアなものが無くなってくるのだけど、2006年の時は凄かった。第1期ウルトラの頃の出版物やおもちゃ、広告やポスターを大量展示。これだけは行ってよかった。

当日の写真について。一番左は、ペガッサの回でアンヌの部屋に置いてあった人形(レプリカ?)。その右は「盗まれたウルトラアイ」のゴーゴー喫茶でバンドが弾いていたギターと同じモデル。なんとあのバンドはザ・ワンダーズらしい。その他、怪獣ボールやダン隊長の杖などもありセブンづくしの一日でした。私はコンビニで瞬殺だったウルトラマン対決セットのアボラスが手に入って満足。娘はトイざらすで存分に遊べて満足。

■9/30「大伴昌司の大図解展」(弥生美術館)

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多くの人が特撮博物館とセットで訪れたのがこちら。街中のいかにも個人が設営した美術館というたたずまいは悪くない。

実はこの少し前に「大伴昌司『大図解』画報」という単行本が出ていて、この展覧会はこの本とのタイアップだった。そうとは知らずとっくに購入して読んでしまっていたので、大半の展示物は見てしまっていた。できれば実物を先に見たかったなあ。

とにかく私の幼年期から少年期にかけての精神形成に大きく影響を与えたのが少年マガジンである事は、あちこちで話している。その少年マガジンを舞台に、縦横無尽にグラビア文化を発展させていったのが大伴氏である。父が最初に買ってきてくれたマガジンは、ウルトラマンの初特集の忘れもしない1966年7月10日号(27号)だ。今でも大伴と言えば真っ先に出てくる赤黒ページのウルトラマン、及びバルタンとネロンガの内部図解。あれが載っていた号である。それからもうすぐ始まるウルトラマンの放映日を胸をパンパンにして待ちわびるのである。たしか表紙はウルトラマンではなかったな。(最初のプレビューである有名なマン&バルタン・ネロンガの表紙は同年20号。実質2カ月も前にお披露目されていた訳だが、私はその号は知らなかった。)

それから数えきれないほどの役に立たない知識を、マガジンのグラビアから学んだ。今ではサブカルチャーの祖という扱いの大伴氏だが、自分のサブカルチャー指向のルーツはきっと大伴氏なんだろう。

さらに時代が下って70年代に入った頃、少年の夢と悪趣味をかきたててきたマガジンは突如としてアダルトでシュールな誌面へとシフトする。これにはまだ小学生だった私は少々面食らった。横尾忠則らがスタッフに入ってきてアート色を強くするわけだが、ここにも大伴氏は一枚噛んでいたのだ。フォークソングとか深夜放送とか、私たちは首をかしげながらもその独特の匂いをマガジンのグラビアから嗅ぎとっていった。

そんな事を思い出しながら生原稿や当時の誌面などを見ていく。今回はまた南村喬之、石原豪人、柳柊二らの素晴らしい原画も堪能できる。皆さん単独で展示をやってもらいたいくらいのビッグネームばかり。特に今回目を引いたのは水氣隆義氏。近年ガイガンをデザインしたという事実が判明したお方だが、開田裕治氏に繋がる写実系の緻密な筆致には舌を巻いた。全然関係ないけど、ガイガンは長い間水木しげるのおんもらきがモデルというのが定説だった。水木氏もまた点描を駆使した細かな筆致の写実的な背景が特徴となっている。おんもらきの件は完全な誤報だったが、何となく共通点があるのがおもしろい。

それから併設の竹久夢二美術館も見ていく。実は私、以前町田に住んでいた頃近所にあった国際版画美術館でも夢二展を見ているのだ。音楽やる身としては、セノオ楽譜に大変興味がある。

およそ2時間弱の滞在で美術館を後にする。この街は東大のキャンパスもあり、最寄駅である根津駅までには剥製屋や西洋ドール店など変わったお店が多く、歩いてて楽しい事この上ない。東京現代美術館のあった清澄白河もそうだが、美術館のある街は散策すると楽しい趣のある街である場合が多い。

また行きたいな、展覧会。

特撮系展覧会巡り・その(1) 9/22「特撮博物館」

この夏~秋にかけて話題をさらった特撮系展覧会3件。閉会間際にやっと行く事ができた。
さらっと感想を・・・と思ったら、特博だけで長くなってしまった。

■9/22 特撮博物館(MO+東京都現代美術館)

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よくぞこんな贅沢な企画を我ら特ヲタのために、と思っていたら連日大盛況の大賑わい。閉会間際のこの時期で25万人を突破する勢いらしい。当然特ヲタ以外の人も老若男女問わず多数詰めかけている。一体何が起きていたのか。

それはまあおいといて、かなり開催期間が押してからの訪問となった。せっかくなので一人でも多くの同行者をと思い、いつもの特撮仲間と調整を取っていたんだけどなかなか折り合わなかったため。結局この日は佐七氏と一緒にいった。いや例え1名だけであっても、同行者がいてくれたのは幸運だった。何故なら一人で行って「ひゃー」とか「ひょー」とか「うおー」とか叫んでたら、かなり恥ずかしい(笑)。

最初のコーナー「人造 原点I」(と明朝体で例の調子で書いてある。ちょっと嫌)には東宝作品を中心に、ロケット・戦車・潜水艦などの空想科学超兵器が一堂に。新・旧轟天やムーンライトSY3、メーサーなどのメジャーどころに混じって、ポーラーボーラやブースカの大作号などという斜め上なセレクトがうれしい。

ここでの目玉はまずメカゴジラ2全身スーツ。よくぞ、残っていてくれたと思う。映画公開が1974年だから、およそ40年間の時を経ての邂逅なのだ。よく見ると頭部と首から下の色合いが違う。ボディ部のスーツはゴジラに首をもがれ電子頭脳が露出した形態になったシーンで使われたもので、前作用スーツのうちの1体の改造らしい。もとからヘッドのないスーツだった訳だ。これに前作用の頭部を接合したのがこの展示品との事(宇宙船宇宙船Vol.137 の記事から)。それでも本物には変わりない。この場所を離れたくなかった、その1。

そしてマグマ大使のロケット!こんなものが残っていたとは。状態も美しくしんちゅう製かと思いきや木製でびっくり。劇中ではリアルに火を吹いていたので、よもやと思ってロケット噴出口を覗いてみたらやはりこげていた。ここだけですでに1時間以上経過していた。

次の間に入った途端、眼前にドーンとマイティジャック号が現れる。音声ガイドからはテーマソングとともに「マイティジャックとは、近代科学の粋を凝らして建造された~」のナレーションが!ここで涙腺が崩壊しそうになる。間違いなく前半のハイライト。3メートル近くある大型モデルで実に美しいが、やはりかなりの部分を修復したらしい。そりゃそうだろうに。この場所を離れたくなかった・その2。

正直言うと子供の頃、「MJ」はお話がハイブロウすぎて放送はあまり見ていなかった。当時は小学館学習雑誌の記事やマンガ、ソノシート、プラモデルがあり、私のMJ体験はこの3点で完結した(それはサンダーバード等も同様)。それも大切な原体験だ。

壁面には成田亨氏の描いたオリジナルイラストが数点。これらは80年代初頭ソノラマの画集やエモーションのビデオパッケージ用に描きおこされたもので、今となっては実に貴重。ウルトラや開田裕治氏のもの以外の素材は滅多に目にする機会がないので、これはうれしかった。

次の間が「超人 原点II」。ウルトラやテレビ特撮物を中心とした展示。ウルトラマンのマスクなどは、ウルフェスや六本木アークヒルズでの「天空のウルトラマン展」などで見る機会が多かった。歴代防衛軍のメカなどは円谷プロの怪獣倉庫を見学にいった際にまとめて見たが、間近で見るのはやはり格別。特に目を引いたのがタロウのZATメカ関係。テレビで見ると奇抜この上ない無いが、ホエールやコンドルなど現物を見るとスカイブルーを基調とするカラーリングが実に美しい。80のスカイハイヤーもあったが、バンダイ・ポピー系デザインが独特のラインを刻んでいる事がよくわかる。今回東映系の展示がないのでバンダイ系デザインのミニチュアは少なく、それゆえに違いが際立つ。

ここでの白眉は、スターウルフの「バッカス三世号」。すでにスターウォーズ影響下にある事は、メカむきだしのディティールなどからあきらか。それでも、流線形の美しさとはまた違う機能美にあふれた魅力的なデザイン。当時は松本零二に転んでいたので裏番組の「スタージンガー」を選んでしまい、涙を飲んで見送り。ずっと後になってLDで全話見て、そのおもしろさを堪能した。デザイナーの山口修氏の仕事はもっと評価されてもいいと思う。

次の間にはスペクトルマン、サンダーマスク、シルバー仮面、アイアンキングなどなどなど70年代超人たちのヘッドがずらり。どさくさに混ぎれてロックバットまで。半分くらいは複製であるらしく、シルバー仮面に至っては顔出し部分まで造型されててこれはやりすぎでしょう。ところでレッドマンの音声ガイドでは「”罪のない”怪獣を突存襲う赤い通り魔と呼ばれている」とネット上で近年生まれたネタをそのまま解説していたけど、それはちょっと可哀そう。知らない人が聞いたら鵜呑みにするかもしれないので、ここに訂正しておく。あの人はれっきとした正義のヒーローです。ナイフでとどめを刺すので残虐に見えるが、あれは予算の都合で光学合成が使えなかったから。

次が「力」と題されたミニチュア群の展示。まずは「ガメラ3」の今は無き東急文化会館が圧倒的。私が上京して初めて映画見たのはここだった。1984年4月「ウルトラマンZOFFY」を見に行った時の事。すごく並んでいて「えっ!そんなに人気あるの?」と思ったら、それは「ナウシカ」の方の列だった・・・。これ、渋谷区の区役所にでも寄付すればいいのにね。

「巨神兵」上映で一段落。これ以降、前の展示に戻れなくなると言うので今一度人ごみ書き分けMJ号の勇姿を目に焼き付けに行った。

地下には「特撮美術倉庫」。実際の倉庫を模した展示室に、ごちゃまんといろんなものが置いてある。これが楽しかった。久しぶりに見たサイボット・ゴジラは頭部骨格だけになっていた。これは当時の製作過程のスチールでよく見かけた姿。まだ全身が残っていた頃のサイボットを新宿の東口広場で見たっけ。私はミリタリー系は強くないので戦車とか軍用機はそこそこだったけど、ローレライの巨大潜水艦は圧巻だった。

次の間が「技」と題して近年亡くなられた井上康幸氏や大澤哲三氏の仕事を中心に、著名な特撮マンにスポットをあてたコーナー。小林知己氏の工房を模した展示は楽しかった。おなつかしデストロイア戦のゴジラスーツ。映画では始終バーニング状態だったので、ノーマルな状態での対面は今回初めて。そしてそのうらに楽しそうなもんがいっぱい。原始モスラに、ネッシー検討モデルに、ゴッドマンマスクに、FW版マンダ頭部etc 。画期あふれる東宝の平成ジュラ期がついこの間まで続いていた事を今更ながら思い出す。この間で2時間以上経過。

以降は、よく報道されているミニチュアビル街体験ゾーン。ここでひとしきりはしゃいで物販のぞいて終了。10時半頃入場したが、会場を出たのは3時半頃。まともに見ると5時間かかるというのはうそじゃなかった。

この時期でかなりの混雑だったが、終了間際の頃は2~3時待ちがざらだったらしい。一体どうしてこんなに多くの人が押し寄せる結果になったのか。ジブリ・エヴァという日本のアニメ界の2大ブランドの力のせいもあろう。意外に私と同年代の中高年の女性も多かった。それまでは全く興味もなかったであろうが、今はノスタルジックな対象のひとつとして許容されているのかもしれない。若い世代やカップルが多い事も意外だった。アニメーションはじめオタク文化が若者たちにクールなものとしてとらえられて久しいが、特撮もそのカテゴリに入れられているのかもしれない。特撮系の展示をカップルで見にいくなんて、少し前までほんとあり得ない事だったし。

見せ方に最大限の努力を払っている事はよくわかった。一歩間違えばマニアの飲みネタにしかならないようなものを、芸術品・工芸品である事を前面に押し出し極力スタイリッシュに演出。主催者側にも著名な業界人をずらりと揃える。そうして一般人のハードルを下げるだけ下げておいて、一方で舌の肥えたマニアにも(つまりは主催側と同じ人種)納得の行く料理を提供する。そうした両方向へのアピールが奇跡的に実現できていた。これが成功の大きな要因であろう。

あと、宇宙船誌上ではずっと前から原口智生氏が過去のミニチュアを修復し、その完成品写真を掲載するという連載をやっていて、それで見かけたものも一部展示されていた。この人のこうした地道な努力も今回の企画には大きく貢献していたのだと思う。

最後にずっと気になっていたDVD-BOX「円谷特殊技術研究所」の内容が判明したので、資料的に載せておきます。私が行った時にはすでに完売でしたが、入手した知人からの情報です。

Vol.1
Q #19「2020年の挑戦」
マン #18「遊星から来た兄弟」
セブン #43「第四惑星の悪夢」
帰マン #31「悪魔と天使の間に・・・」
A #14「銀河に散った5つの星」
タロウ #33「ウルトラの星大爆発5秒前!」
レオ #3「涙よ さよなら・・・」
80 #44「激ファイト!80vsウルトラセブン」
ミラーマン #44「魔の救出大作戦」
ジャンボーグA #30「J-A J-9を処刑せよ!」
ファイヤーマン #12「地球はロボットの墓場」
怪奇大作戦 #4「恐怖の電話」
マイティジャック・メカグラフィティ
戦え!マイティジャック #12「マイティ号を取り返せ!!(前編)」

Vol.2
マン #34「空の贈り物」
セブン #26「超兵器R1号」
タロウ #34「ウルトラ6兄弟最後の日!!」
怪奇大作戦 #16「かまいたち」
ほかに「ウルトラファイト」傑作選

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連休前10/6、閉館時間が19時半になったと聞き仕事の帰りに会場まで寄ってみた。時刻にして18時過ぎ、昼間は大混雑だったらしいが、チケ購入も入場も列はなくその時なら何なく回れた感じだった。猛烈に後ろ髪引かれたが、心の中でお礼を言って帰ってきた。今でもその時見送った事がちょっぴり後悔。

特撮博物館は本日で終わり。ようやく夏が、それも子供の頃の夏休みのような夏が終わる。

そんな気分。

「おおかみこどもの雨と雪」娘6歳、はじめての映画館

本日幼稚園の夏休みに入ったばかり娘と映画を見に行った。タイトルは「おおかみこどもの雨と雪」。多方面から注目を浴びる細田守監督の最新作であり、一見マニアックなおたく父さんのお仕着せに見えるが、この映画を選んだのは娘自身だった。これが彼女が人生で初めて映画館で見た映画なのだ。この国では、幼児が初めて劇場に足を運ぶにあたっての選択肢は大変多いと思う。アンパンマン、ドラえもん、しんちゃん、プリキュア、ポケモン、ライダー&戦隊、ウルトラマン、海外も含めればピクサー物なども。そのどれでもなく「おおかみこども」が彼女の劇場初体験だった。正直、おたく父ちゃんとしてはちょっと自慢したかったりする(笑)。

まずは私の感想から。ネタバレやストーリーの核心に触れる事は書いてないつもりですが、事前情報は一切不要という方はご注意願います。






最初から最後まで淡々と物語が進行していく。ありていに言えばただの子育ての物語。子育てというのは、どこの家庭でも一大イベントであり、子供は特別な存在で、親は等しく犠牲を強いられる。だからひとつとして同じ物語がなく、このお話もそんなそれぞれの家庭に無数にある子育ての物語のひとつ。この映画の家庭は子供が何かの拍子でおおかみになってしまい、しかも母親しかいない。そういう普通よりは人一倍苦労の多い家庭の子育ての物語であり、それ以上でもそれ以下でもない。いや、こんな事実際にあったら”人一倍”ではすまないかもしれない。だが、送り手自身がそう思わせないような抑えた表現を徹底している。そこがとても印象的だった。

途中「『北の国から』かよ」と思ったりもしたが(笑)、あそこまで過剰に都市生活との差異を主張することもない。クライマックスにはそれなりにイベントがあるが、特に心を揺さぶられるようなこともなくエンディングを迎える。しかし、エンドロールを眺めているうち心の底から何かがこみ上げてくる。そこで涙があふれた。もしかすると、立場によって違う印象を持つ作品なのかもしれない。

娘の話だが、初めての映画館でおとなしくしていられるかが懸念だった(どっちかと言えば、活発な子なので)。知人からは、子供が飽きて途中で帰るとグズりだし、続きが見たくても泣く泣く映画館を出たという経験談を聞いてもいたのでその覚悟もしていた。2時間10分という長丁場、途中ゴソゴソとしたりはしたものの最後までおとなしく見ていた。雪と雨が成長してからは少し退屈だったようだが、自分と同じくらいの年代のシーンはニコニコして画面に食いついていた。終映後「どうだった?」と聞いてもあまり何も言わない。まあ、そんなもんだろう。でも、後で映画のセリフを反芻したりしていて、それなりに心には残っているようだ。

私が初めて劇場で見た映画はおぼろげな記憶を頼りに公開年月日を調べてみると、どうも1966/4/17「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン/大魔神」らしい。次に1966/7/31「サンダ対ガイラ/ジャングル大帝」、1967/3/19「サイボーグ009怪獣戦争/少年ジャックと魔法使い」、1967/7/22「ウルトラマン/キングコングの逆襲」と続く。(009は東映まんがまつりの第1回らしい)やはり5~6歳の頃だった。この話をTwitter でつぶやいたら何人かから反応があり、この年齢が劇場デビューの人が多かった。最初に劇場で見る映画というのは最初に自分の小遣いで買ったレコードと同じくらい重要だと思うのだ。少なくとも自分にとってはそうだった。特に6歳の頃はテレビでウルトラQやウルトラマンが始まった年でもあるし。その後の人生、ここで決まったものなあ(笑)。

今日の事は、もしかすると娘はさっさと忘れてしまうのかもしれない。でもこの映画が娘の初めての劇場体験だった事、そしてそれを彼女自身が自分で選んだ事が、父ちゃんは訳も無くとてもうれしい。いつもはライダー映画などでよその子が使うのを眺めているだけの補助椅子、何も教えていないのに娘は勝手に自分で確保していた事が新鮮だったり。間違いなく今年の夏の大切な思い出のひとつ。

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